前編の続きです。
今回の部分は、同じくサクライに実装された「亡霊の王宮」メモリアルダンジョンも含んでいます。このダンジョンはサクライの過去がベースとなっています。
ということで早々に追記の方へ。
ここから追記。
ケイアスとサクライの一騎打ちですが、幻術も駆使するサクライにケイアスは苦戦。とどめを刺そうとしたサクライの胸中を、過去の思い出が横切ります。
サクライが凶戦士となったのは、かつて相思相愛だったタイタニアの思い出によるものでした。政略結婚の話がまとまったのですが、相手は我欲のためには全てを踏み台にする男。
閉じ込められたサクライのもとに、魔剣タルタロスが姿を現しました。自分を陥れた全てを倒すため、タルタロスと契約します。
復活したサクライを、王も暗殺していた男は悠然と待ち構えていました。
男はサクライに降服を迫ります。サクライの持つ武器に気付いた男は、武器を手放すなら解放してやる、との取引を持ちかけ、タルタロスを奪うことに成功します。
ところがタルタロスは男を拒絶、右手を焼いて男の正体を露見させます。男は魔物が化けていたものでした。
逆上した魔物はタイタニアを殺します。
サクライは逆上し、魔神となった男をあっさり倒して近衛兵をも切り倒して逃走。
そんな思い出にサクライは戸惑い、更に磔にされたタイタニアのように石組みの中で首だけ出しているアイリスの姿に狼狽します。
その直前に意識を取り戻していたアイリスは手の部分だけ戒めを砕き、呪符を飛ばしてサクライの自由を奪います。すっかり混乱しているサクライを、ケイアスが刺し殺して、何とか決着はつきました。
そこへゲフェンタワーの異変に気付いたフェンリルが飛び込んできます。ちなみにフェンリルは順調に勝ち進んでいました。
オーディンの盾で魔法攻撃をしのぎ、ヴァルキリーの風で対戦相手を吹き上げ、テトラボルテックスで撃退するのですが、原作世界に於いてテトラボルテックスは遠い昔にあった伝説の魔法とされています。
力尽きたケイアスをイドゥンのリンゴで回復させるアイリス。
一方ゲフェニア。何とか落ち着きを取り戻した3人ですが、そこへ魔法アカデミーのマスターが、供のアサシンクロスを連れて襲撃してきました。マスターの望みはゲフェニアに伝わるローブ。襲ってくるアサシンクロスを、ロキが迎撃します。
というところで10巻は終了。ここから先は単行本化されていないため、リアルタイムで読んでいた人以外には分かりません。既に連載も中断しているので、ここからどうなるのか皆目分からない、という状態です。
ゲーム内で使用されているイラストを引用します。
タイタニアの思い出が崩壊する絵は、原作で初めて見たとき大きな衝撃を受けたのですが、ゲーム内でこれがどう伝えられるのかなとは思います。積み重ねた思い出があったからこそ、それが破れた時のインパクトがあったわけで。
あとアカデミーのマスターも既に腹に一物ありそうな感じですね。リディアは個人的にはあくが抜けすぎているように思います。
まずは魔法大会。
フェイは原作ではホムンクルス使いでした。繰り出すホムを一撃で潰され、召喚杖も砕かれて終わってしまうわけですが、これがどう再現されるのかは気になります。またフェンリルは原作世界では存在しないテトラボルテックスを駆使する桁外れの魔術師。強さも相当なレベルに設定されているのではと思います。ただ弱体化させる方法があるようなので、そうすれば楽になるのかもしれません。
試合終了後にはケイアスたちと会話できるようで、その内容もいささか気になるところではあります。前述のようにロキとリディアはゲフェニアで戦闘中ですし、ケイアスたちもリンゴ展開の所で場面が終わっています。
次に亡霊の王宮。
現在出ている情報をみたところ、サクライとタイタニアが出会った直後から、魔物を打ち倒して闇に生きる決意をするところまでがストーリーのようです。ただいささか展開が違うといいますか、この場所でこの会話が、という箇所は見受けられました。韓国語は分からないので実際どういう会話をしているのかは分かりませんが。
でも、大まかな流れは合っていると思いますし、ああいう展開をよくも再現できたものだとは思いました。
まあ何といいますか、原作者さっさと執筆再開しろという感じではありますが、こういう形で原作に触れるのは悪くないと思います。
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