2011年4月19日(火)

デワタには名物の酒類があるという。
デワタへ足を向けたお土産として、その酒を祖父にプレゼントしたいと思ったドロシーは、デワタ北西部にある杜氏の所を訪れた。
悩み


ここから追記。

その酒はアラックと呼ばれている。もっとも、このお酒はデワタだけの特産品ではない。イラクやシリアを中心とした中近東で広く造られているお酒である。こちらではナツメヤシやブドウなどが使われている。マレーシアでは米、ヨーロッパではハーブも材料になる。デワタでは郊外でたくさん採れるヤシの実から取れる樹液が材料になっている。
インドネシアの伝統酒
ところが、杜氏のメモー曰く、今その樹液の材料が尽きているという。本来は、郊外に工場を構える取引業者から配達されてくるのだが、今日に限ってその材料が配達されてきていないらしい。
メモーとしても、取りに行きたいのは山々だが、ここを留守には出来無いし、またステップに分け入るバイタリティもない。ということで、ドロシーが協力を申し出る。
無言の圧力
名前を教え合った後、工場がある場所を教えてもらう。工場にはレロという男がいるはずなので、彼を訪ねて状況を聞き出して欲しいと。
現地担当者

郊外にはメモーの蔵の前を通る道をまっすぐ西へ行くと出られる。
現地にいる歩く食人植物アーノルディ、毬のようなラフレシアと、名前とは裏腹に凶暴な極楽鳥、温厚なアノリアンが生息している中を、北西へと向かって歩く。橋を渡り更に進むと、ジャティ族の村に辿り着く。
街の入口近くに工場を構えるレロに話を聞いた。
ということで現地へ
こちらも困り顔。どうやら、ヤシの実を取ってくる職人が、過労で相次いで倒れたらしい。1人だけいる少年も、さっぱり帰ってこないという。人気過ぎるのも辛い。
材料が切れた やむにやまれず
ということで、その少年を捜すことになる。レロ曰く、ここから南東の方向にいるらしい。
今度は人捜し

また橋を渡り、川沿いに南下していくと、崖のそばで1人の少年が座り込んでいた。声をかけてみるとひどくびっくりされたが、どうやら彼が、レロが行方を案じていた少年ポピーらしい。
元気そう
ヤシの実を取っていたのだが、その最中に足をくじき、木に登れなくなってしまったらしい。で、座ってお菓子を食べて回復を待っているのだそう。
猿も木から落ちる 断定
彼は自分が取ってきたヤシの実でアラックが作られ、それを観光客がいい笑顔で飲むのが何よりも幸せだという。その笑顔を見るために、頑張って足を治して、またヤシの実取りを再開したいのだそうだ。
やり甲斐
まあ、やり甲斐があるのはいいことではあるね。

さてその話をメモにすると、ひどい自己嫌悪に陥ってしまった様子。
思い詰めてる
レロは以前失敗のストレスからお菓子のやけ食いに走ったらしいのだが、どうやらポピーは、「心の傷を癒すため」のお菓子が、一般的な疾患にも効くと勘違いしてしまったよう。まあ確かに説明が難しい内容ではあるのだが、親にとってははた迷惑な話ではある。
とはいえ、このままだと誰もヤシの実を取れないまま。ということで、ドロシーが代わりに取ることになる。
半狂乱 どうするもこうするも
見知らぬ他人に頼むのも何だが、こういう場合はどうしようもない。ということで、ドロシーは60個のヤシの実を取ってくることになった。
持てるかどうかはさておき

取り方を教わりにポピーの所へ。代わりに取ってくれるなら有り難い、ということで、ポピーも取り方を教えてくれた。
子供だとヤシの木に登って確実に採集できるのだが、ドロシーにはさすがに無理。木の根元を揺さぶるか足で思い切り蹴って、実を落とす方法で。ただ、もちろんヤシの実が頭を直撃しないとも限らないので、ヘルメット、もとい工事帽を被って向かうといい、と教えてもらった。
こういう時こそカートで 忠告

ヤシの木は、ステップの主に南東部に多く生えている。それ以外の所にもあることはあるのだが、ヤシの実がなっていないこともあるので、ヤシの木イコールヤシの実が採れるとは限らない。
ヤシの木を前に
揺さぶるか蹴ると、ヤシの実が落ちてきたり、他のものが落ちてきたりする。もちろん落ちてこないこともある。運がよければ5個まとめて落ちてきたりもする。
がつんと 運がよければ すか
体感では、ヤシの実1個・5個・その他(大きな葉・蟲の皮・石・極楽鳥の羽)・スカは、大体同じぐらいの確率のよう。
たまに、落ちてきた実が頭を直撃することもあるのだが、工事帽を被っていればスカと同じ扱いになる。落ちてきた実を拾えば数が浮くのにという気はしなくもないが。
運がいいのか悪いのか
ちなみに、工事帽を被らずに取ろうとすると、工事帽があった方がいいという警告が出るほか、直撃するとHPが30%減って街への出口に戻されてしまう。
赤文字が がーん 入口へ

さてそんなこんなで、やっとのことで60個集める。
ちなみに集まるともう採集できない。普段から取れれば集めるのもずっと楽になるのだろうが。そしてこの実は取引も倉庫に入れることも出来ない。まあ、勝手に取りすぎてレロ達の仕事を奪うのも何だしね。
そのレロの所に戻ってヤシの実を渡す。数を確認した後、蒸留過程に入るので一度メモーの所に報告してくるように頼まれる。仕事が先に進むなら、少しでも早く安心させてあげたい。
先に連絡を
報告を聞いたメモーも一安心。お互い頑張ろうや、と言づてを預かった。
一安心

再びレロの所へ。蒸留が済んで、樹液の瓶詰めが出来ていた。
この瓶、結構重い。1本25g、60本で1500g。分けて持っていくことが出来ず、実同様別のキャラに預けておくということが出来ない。
ドロシーは割とたくさん持てるのだが、後衛やシーフ系は一気にスキル使用不可レベルにまでなってしまうこともある。先に余裕を作っておくと、ステップを強行突破ということがなくていいかもしれない。
取扱注意 警告 ずっしり 持てない

さてメモーの所まで配達に行くと、やっとメモーもほっとしたようだった。
お待たせ
一度中へ引っ込み、古い紫色の箱を手に戻ってきた。その箱と、経験値をもらって手伝いは終了。
まずはクリア
ただ、今後も綱渡りは続くことが予想されるので、1日(正確には23時間)経ったらまた来て欲しいと言われた。
to be continued

さて翌日。
ポピーの方がまだ本調子ではないようなので、ヤシの実取りを手伝って欲しいと言われた。
2周目 手伝い
レロのところへ行き手伝いを申し出ると、感謝されつつ、何個取ってきて欲しいかを告げられる。
再びレロの所へ ノルマ提示
受注状況によって必要個数は変わる。でも20・30・40個のいずれかが必要になるよう。
取り方は既に知っているので、そのままヤシの木のところへ行く。同じように採集してレロの所へ持っていき、樹液の瓶詰めをメモーの所へ持っていく。
樹液配達
お礼にと、ココナッツジュースをもらった。熱帯地方ではポピュラーかつ人気のジュース。
お礼 単体性能
…しかしポピー君の足はいつ治るのかねえ。まあ、ちょっと走り回ればジュースがもらえるので、いいといえばいいのだけれど。ちなみに、ヤシの実の量でジュースの本数も変わる。20個取ってきたら1本。
年単位でかかりそうな予感

ジュースを持って蔵を出ると、そこにいた青年に声をかけられた。
図々しい
彼の求めに応じてジュースをあげると、お礼にとその辺りで拾ったというアイテムをプレゼントされる。
でもお礼有り お礼はランダム
お礼のラインアップはプレゼンボックスの中身と同じ。間接的にプレゼントボックスをもらうようなものではあるが、勝手に開けられるという違いはあるかな。最近箱類の中身も見直されて、場合によっては高く売れるものも入っている。実を採って回る手間をかけてまで欲しいかどうかはそれぞれ次第。

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