2011年1月27日(木)

トロワ「久しぶりにお目にかかる。名前なんかない。どうしても呼びたければトロワ・バートンとでも呼んでくれ」
キャスリン「お久しぶりー。キャスリン・ブルームです。最近はほとんど出番がないから、考察記事じゃなくてもお久しぶりだわ」
トロワ「いろいろ優先したいことがあるのだろう。俺達はその間骨休めでもすればいい」
キャスリン「記事の方もちょっと間が空いちゃったけど、1週間ぶりに継続記事が出せます」
トロワ「今回はカンファレンス記事その3がテーマとなる。追記にて詳しく見ていくので、そちらを参照して欲しい」
キャスリン「詳しくかはどうか分かんないけどね。ま、そういう訳でよろしくね」


ここから追記。

トロワ「さて改めてガンホーカンファレンスその3の記事を見ていくことにする」
キャスリン「こちらはどちらかというと運営に関する質問、ということになるわね」
トロワ「正直いって非常に言葉を選ばなければならないテーマでもあるが、個人的にはよくもまとめられたものだと思う。その内容の是非はともかくとして」
キャスリン「この機会に運営を叩きのめしてやろう、と意気込んでいた人は多かったみたいだしね」
トロワ「感情で行動することは人間として正しい生き方ではある、だが感情のみでもまた失うものは多い」
キャスリン「頭ばっかりでも駄目、ってことね」
トロワ「環境の変化にどう対応するか。ROというゲームもまた日々変化しているが、その変化を自分に有利な方向に持っていくことは決して無駄なことでもない」
キャスリン「そうよねえ。どうしても昔は良かった、ってなっちゃうもの」
トロワ「確かに大人の事情、あるいはデベロッパーとリセラーという立場というものはある。コンシューマーは基本的に無力だ。だが一方で、だからといって何を言ってもいいというわけではない」
キャスリン「擁護、でもないのよね?」
トロワ「過ちは誰にでもあるし、思い込みや感傷から始まるものは利益を生み出さない。だからといって無批判に受け入れるべきというわけでもない。それはお互いが知恵を出し合い譲り合って最善を見つけていくべきだろう」
キャスリン「私たちは基本的に中立の立場です。一応大人なんで、お互いの言い分のうち、どちらを通すべきというわけでもありません」
トロワ「だがネットでは往々にしてユーザー側の声が大きくなりがちだ。そしてより過激な発言が好まれる傾向がある。デュオ達はともかくとしても、ゼクスのスタンスは基本的に俺と同じだ」
キャスリン「なので引っかかるところもあるかもしれないけど、そういう見方もある、って思ってくれれば私としては嬉しいわ」
トロワ「あまり長々と喋っても仕方ないので、記事を見ていくことにしよう。まずはリニューアルの実装タイミングだな」
キャスリン「最初6月中に実装する、と宣言していたから営業的なものかなと思ってたんだけど、他国との兼ね合いっぽいわね」
トロワ「これ以上遅らせると、今後実装してくる海外仕様が標準になる可能性がある、というところのようだな」
キャスリン「でも実際、それって意味あったのかなって気はするけどね」
トロワ「日本独自仕様と海外との差が付けば付くほど、そのギャップが内外比較や国際大会などで問題になるな」
キャスリン「将来的なことを考えると、むしろ海外をベースに日本独自要素を加味する、とした方が良かったのかも」
トロワ「だが、実装前後では、kROの実装は御免被る、という声が圧倒的だった。kROとの差異を出すことが重要視されていた傾向はある」
キャスリン「日本のプレースタイル、ってやつね。その調整を入れた上で半年後のこの現状、ということを考えると、それが正しかったのかどうかは確かに判断が分かれるわね」
トロワ「kROをプレーしたことがない大多数にとっては、日本独自仕様もkRO仕様も、どちらが来ても駄目だということなのかもしれない」
キャスリン「それってリニューアルの全否定よね」
トロワ「だが残念ながら、今後は当然リニューアル仕様を元にコンテンツが実装されていく。日本だけ時が止まる、というわけにはいかなかっただろう」
キャスリン「くじとイベントだけが来る、って訳ね。エピソードも機能も、日本だけ鎖国状態」
トロワ「いつかはやらなければならないリニューアルであれば、主導権が取れるうちにリニューアルを実施したい、と考えるのは賢明だ」
キャスリン「そのタイミングが、約束の期限でもあった6月末前後だったのかしら」
トロワ「だが、日本独自仕様を客観的に評価する気がユーザー側にないのだから、あまりそちらの方ばかりを見るのは危険といえよう」
キャスリン「そうよね。その前の年の第1次サクライの時もそうだったけど、最初から否定ありきという傾向は強かったもの」
トロワ「結果的に、海外仕様を採用した方が良かったのではという部分も、今となってはある。今後、それとどうすりあわせていくのかというのも課題になってくるだろう」
キャスリン「次、カンファレンス当日に発表にならなかったスキルについての修正予定、ということだけど」
トロワ「プログラムの根本的性格を理解していない質問だな」
キャスリン「そうなの?」
トロワ「問題があってもそれを解決する労力や方法は同一ではない」
キャスリン「同じ不具合であっても、原因がどこにあって、どう直せばいいかで直せるタイミングが変わってくるって事ね」
トロワ「修正したと言って別の所に不具合が出ては本末転倒だ。そういう意味では非常に慎重に修正作業を行っていると推察される」
キャスリン「ピリオドひとつ抜けてました、みたいなミスならすぐ直せるんだろうけどね」
トロワ「いや、それで直したとして、直したことで本来引っかからなかった別の不具合が発生する可能性はある」
キャスリン「うーん、難しいのね」
トロワ「プログラムに携わったことがあるなら誰でも一度は経験する困難だ」
キャスリン「スキル修正でも、バランスが関わってくるものはそう簡単には直せないしね」
トロワ「これも同じだな。あるバランスを改善して別のバランスが崩れては元も子もない。テスターも限られているだろうから、時間を掛けないようにすればそれこそ公開調整となってしまう」
キャスリン「極端と言えば極端だけど、プレーヤーの数だけスタイルもあるし価値観もあるものね。総和をとるのは大変だと思うわ」
トロワ「従って、直せるものから直していけばいいし、その際にも再修正が必要にならないようにすべきだろう。その点では、このコメントは真っ当ではある」
キャスリン「真っ当なだけに、余計苛々するのかもね」
トロワ「まさに韓国でのリニューアル作業を再現しているようなものだな。とすると、安定するまでにはあと半年は見るべきだろう」
キャスリン「半年、ねえ。その間に見捨てられないかしら」
トロワ「そのためのこうしたイベントだと俺は認識している。ユーザーとしては動きが見えないのが一番苛立たせるのだろうな」
キャスリン「まあ、それで逆に見切りを付けたって人もいるみたいだけどね」
トロワ「それならばそれだけのことだ。去る者を追う義理はない」
キャスリン「次は運営と開発の関係」
トロワ「これは企業哲学に関する話だな。ガンホーとグラビティのように、経営者として口を出さないところもあれば、何かと干渉するところもある」
キャスリン「子会社としてはやりにくいんじゃないかしら」
トロワ「親会社のために製品を作る、というスタイルであれば、方向性を示してその通りに作れば、責任は親会社が被る」
キャスリン「ROの場合はそうじゃないものね。ガンホーは親会社であると同時にリセラーだもん」
トロワ「その点では海外の運営各社と立場は同じだ。このコメントは親会社としてよりも、リセラーとして開発とどう向き合うかということだと認識している」
キャスリン「というか、この質問はちょっと社会を知らない人っぽいと感じるわ。社会ってそんな甘いものじゃないのよ」
トロワ「これはある程度見聞を広めないと見えてこない部分だな。ただ親会社なのにという感情は理解出来ないわけではない」
キャスリン「協業のバランスは確かに大変だけど、この割り切り方は私は悪くないと思う。こういうスタイルの親会社は、働きやすい環境にすればいいの。変な親父が我が儘言って潰れた会社なんていくらでもあるんだから」
トロワ「もちろんそれぞれの責任者が正しい舵取りをしている前提で、ではあるが。少なくとも会社対会社の関係で言えば特段問題はないと言えよう」
キャスリン「次は開発ラインの話。これは別の媒体で取り上げられたんだっけ」
トロワGAME Watchの記事だな。後半に、ROには開発ラインとしてkRO・海外・日本という3本が設置されているとしている」
キャスリン「で質問は、日本独自のラインがあるのに日本独自仕様を貫徹できないのは何故、ってことみたい」
トロワ「前提として、メインのラインとしてkROがあるということは押さえておかなければならないだろう。基本的には海外も日本もkROの派生だ」
キャスリン「日本の事情に合わせて公式を変更するというのは越権行為?」
トロワ「派生のラインにはそこまでの権限はないだろう。あくまで韓国を元にした日本の仕様だ」
キャスリン「日本だけゴーレムが地属性だったりしてもいい、ってことになりかねないものね」
トロワ「スポーツや遊びなどでもそうだが、郷に入りては郷に従えでルールを改変すると、そのルールの外にいる人は理不尽さを感じる。ROはワールドワイドで展開している以上、地元の主張が優先されるにも限度はある」
キャスリン「独自イベントなどは変えられるところと言えるけど、ゲームの根幹は、足並みを揃えて変えなきゃ駄目って事ね」
トロワ「公式にしろモンスターのパラメータにしろ、作る方は全体のバランスを考えて作っているはずだ。それをクレーマー紛いの注文で勝手に変えられれば、せっかくいろいろ考えたのにとなってしまう」
キャスリン「何も考えてないようでも、それなりに考えてるのね」
トロワ「相手はプロだ。そのプロの努力をアマチュアの気分が優先するのはやはり妥当ではないだろう」
キャスリン「プロを納得させられるだけの材料を持ってこい、ってことね」
トロワ「もちろんプロとて完璧ではないが、権利があるからといって越権行為をはたらいてもいいというわけではない。仕事として、その辺りは決着すべきかと思う」
キャスリン「次はくじの話ね。くじはお金が絡むだけに、詮索も激しくなるのかしら」
トロワ「少なくとも、商品コンセプトを決めてアイテムをデザインし、試遊してバランス等をチェックしてから実装する、という流れで考えれば、3ヶ月というスパンはさほど長くも短くもない」
キャスリン「じゃあたまたまタイミングが悪かったってこと?」
トロワ「アイテムでこう遊んで欲しい、という意図と同時に、この層が薄いからそれに対応した性能を付加しよう、という形で決めることもあるだろう。商品開発というのはそういうものだ」
キャスリン「たまたまにしては波に乗りすぎでは、というのもあるみたいだけど」
トロワ「出した時にたまたまその波が来た、ともいえる。また商品の性能はパッチという形である程度先行してみられるので、それに対応するムーブメントが起こされるということもある」
キャスリン「じゃ、高値で売りたい人なんかの思惑に引っかかってしまう人もいるってことね」
トロワ「周囲の声に惑わされがちだが、自分に取って必要なものなのかを自分で判断してから価値を決めるべきだろう。この質問は、それが出来ていない人がいるという証左でもある」
キャスリン「商品にバグがあるというのは?」
トロワ「それは単純にテスト不足だ。もっとも、本来バグではないのに、前述の思惑でバクだと触れ回られた結果、値が誘導されることもあるだろう」
キャスリン「パッケージの装備とかだと、基本的には1M以上するものね。人間の欲って怖いわ」
トロワ「同様の流れで、いわゆる課金アイテムでバランス調整を行う意図はない、ともしているな」
キャスリン「結果的にそうなることもあるようだけどね」
トロワ「それ以上の選択肢があればそちらに流れるだけだ。需要にどう対応するかは難しい問題だが、それを旨く吸い上げる努力が必要だといえる」
キャスリン「そろそろ次ね。グラフィック変更の予定はあるのかどうか」
トロワ「作った方はこれが最善のグラフィックとして実装しているであろうから、変更を望まれるのは屈辱的ではある」
キャスリン「でも確かに、もうちょっとこう、というのはあるわね」
トロワ「そのセンスも人それぞれだろう。韓国と日本ではトレンドも違うだろうし」
キャスリン「萌え~とか言ってる国の基準を持ってきても、ってのはあるかもね」
トロワ「萌えはともかく、センスが多分に問われるのは致し方ないとは思う。ただ、元絵からどうすればこのドットに、というのは確かにある」
キャスリン「日本でドットを打って韓国に送りつける、なんて話も聞いたわ」
トロワ「プロとしては屈辱的だろうが、それだけ期待が大きい分野とも言える。ルーンナイトは元絵の起こし直しから実装まで1年かかったが、今後同様にやり直すにしても1年はきついだろう」
キャスリン「仕事で打つのと趣味でやるのとの差もあるでしょうしね」
トロワ「遊びだから凝れるというのはある。仕事ならそれを下回ってもいいというわけではないが、例えば趣味のドッターに依頼をかけて趣味作品と同レベルに出来るかどうかは何とも分からない」
キャスリン「次はギロチンクロスとジェネティックが予定されているみたいね」
トロワ「それだけ両職が不評だったと言うことでもある。個人的には、元絵はそう悪くないと思うので、やはりドッターの力量なのだろう」
キャスリン「大々的に募集するわけにはいかないものね。でも今後のことを考えると、根本的な解決が必要だと思うわ。じゃ次は事前に発表されていたコスチュームシステムについて」
トロワ「見た目が気になる人には重要な話題だな。なおかつ、今は韓国の情報もあまり入ってこないから、実情が知りたいというのはあるだろう」
キャスリン「みんな同じ頭装備というのは確かに格好悪い部分もあるわね」
トロワ「これは実装されてからいろいろな意見が出るようにも思う。事前の情報提供が意味を持つだろう」
キャスリン「さくさく行きますね。拡張職の限界突破。これも前半でスーパーノービスが限界突破できると発表されたのを受けてかな」
トロワ「拳聖で他職を引っ張る、というのも重大な関心事だろうな」
キャスリン「あー、拳聖ね。温もりお座り、ってやつ?」
トロワ「これは昨年10月にグラビティから発表されている。今年度、忍者とガンスリンガーの拡張職実装が予定されているが、テコンキッド系は努力目標という位置づけだ。場合によっては来年度以降になるだろう」
キャスリン「下手に実装しちゃうと、バランスブレイカーとなったゃうわよね」
トロワ「温もりお座りできるかどうかが関心事かとは思うが、当然運営もそれは警戒しているだろう。実装するにしても慎重にバランスを取りながらとなるかと思う」
キャスリン「もちろん飛び抜けたパワーにはならないでしょうしね。次はヒルデちゃんも期待してたワールド対抗戦」
トロワ「つつがなく終わらせる、ということが一番の目標になるはずだ。テストには時間を要するだろう」
キャスリン「そういえば戦場システム?あれもまだなのね」
トロワ「韓国では既に閑散としているようだ。同じメンバーで決まったマップで詰め将棋、というのは確かにつまらなくなりがちだろう」
キャスリン「物で釣るのも難しいしね」
トロワ「ROの根本的な問題だな。エンドコンテンツがなかなか充実しない。だが、裏を返せばレベル上げがROでは大きなウェートを占めているということでもある」
キャスリン「PTレベルでも大人数でも、不確実性のあるイベントがあると面白いかもしれないわね。日本の場合、一度戦略が組み立てられると、作業になりがちだから」
トロワ「ワールド対抗戦が、そうした不確実性による盛り上がりが得られる場となることを期待したいところだ」
キャスリン「配置変更について。でもこれは今週やっちゃったわね」
トロワ「コンセプトがあってマップに特色を出す。悪くない考えだ」
キャスリン「一方でいわゆる死にマップも増えてるわね」
トロワ「自分を基準にすると無意味なマップが多数を占めるが、そうしたマップが必要な人がいることもまた忘れるべきではないだろう」
キャスリン「その人にしてみれば、過疎な分、モンスターやドロップを独占できるってことだもんね」
トロワ「例えば街の周囲には弱いモンスターしか配置できないし、やたら詰め込むのも問題がある。全体を見たプランニングが必要だろう」
キャスリン「イグ中はそういう意味じゃ、詰め込み過ぎって感じはするわね。確かにニーズヘッグの巣へ行く人が少ないというのもあるんでしょうけど」
トロワ「出会うきっかけを増やしてモンスターを認識してもらう、という観点に於いては正しかったのだが、世界観がいささか見えにくくなったのは問題と言えよう」
キャスリン「独自マップが欲しい、というのは、さすがに贅沢よね」
トロワ「人によってどんなモンスターをどれぐらい配置して欲しいかは違う。あまりおもねることもないだろう」
キャスリン「人気マップへの集中、も難しいわね」
トロワ「今は一度評価されるとこぞってその評価に乗る傾向がある。この傾向が改善されない限り、いずれかへの集中は続くだろう」
キャスリン「さっさと行くわね。天海老帽に関連して既存装備の拡張」
トロワ「これも利害が絡むだろう。予定はあるとのことだが慎重に行って欲しい」
キャスリン「気功の必中…って私にはよく分からないけど、そんなのあるの?」
トロワ「あったようだがリニューアルでなくなったそうだ。だがコメントで説明できるな」
キャスリン「まあ、少しでもダメージは多い方がいいものね。パート2でもあった製造関連」
トロワ「発表できる段階ではないが、というところから、現在調整を行っているところだと思われる。意味のある修正を期待したいところだ」
キャスリン「さあどんどん行くわよ。MATKの話ね」
トロワ「ゼクスも言っていたが、基本的にはウォーロック以外の魔法価値を再考すべきかとは思う。装備で底上げできても、それが半強制になっては意味がない。今後の見直しを期待したい」
キャスリン「子守歌の不具合…はネットでは周知の事実だからいいわね。Lvと装備性能の相関」
トロワ「装備交換を予定しているとのことだが、それで利益を得ようとする人もいるだろう。価値が変わるとはいえ3次職用に需要が出るものもあると思われるので、性能の付加を検討してみてはどうだろうか」
キャスリン「メランコリーのスキルの意味、ですって」
トロワ「各国の事情だな。韓国ではスパイラルピアースが弱いと見られたのだろう。それで暴れる人もいたので見直しは必須だが、スキルの悪い癖を考えてもいいかもしれない」
キャスリン「使いづらくするってこと?」
トロワ「簡単に常用するにはリスクが伴う、ということをもう少し考えるべきかと思う。便利なスキルはあるにこしたこはとはないからな」
キャスリン「難しいものね。状態異常偏差への対応」
トロワ「それを自身で克服する方向で考えるべきかと思う」
キャスリン「職格差、というか質問文はずいぶん露骨ね」
トロワ「他と同じようにやらなければいいだけだ。それぞれの職業には個性があるのだから、その個性に応じた行動が必要だろう」
キャスリン「今後の拡張予定、伊豆とか生体以外に何か、ってことらしいけど」
トロワ「グラストヘイムの拡張が例示されていたが、一方で、これ以上死にマップを増やしても、という懸念はあるかと思う。選択肢を設定した上で、それをどう認識させるか、と言うのが課題になるだろう」
キャスリン「新設グラフィック機能の表示非表示…って機能を否定するような質問ね」
トロワ「予定はない、と答えるのも当然だろう」
キャスリン「実装予定マップの入場クエストはあるのかどうか」
トロワ「デワタは特にない。何もせずにダンジョン最奥まで進めるようだ。マランアイランドも入場にクエストはないが、検討課題というのはNPCをどこに設置するかという問題だろう」
キャスリン「kROではイズルードとアルベルタ、あと楽園団にもいたんだっけ」
トロワ「日本ではアカデミーがその代わりとなっているが、プロンテラ復活地点に設置されることになるだろう。ただ、イベントでの設置だった可能性もある」
キャスリン「というかそうみたいね。マランアイランドはその内容も含めて検討中という感じ」
トロワ「現在進行形で機能実装が進んでいるからな。区切りがいつになるかは難しいようだ」
キャスリン「今までの他のアップデートと違うのね」
トロワ「いや、基本的には同じなのだが、どちらかというと異世界の駐屯地やエルディカスティスのような感じなのだと思われる。ミニゲームなどもあるので、何をどの程度実装するかの見極めは難しいのかもしれない」
キャスリン「ダンジョンからしてレベル制限有りだもんね。さて最後、皮肉というか嫌味も込めた質問です」
トロワ「当然こう返すしかないという回答だな。後先考えずにやれるほど企業は甘くないのだが、受け手側はもたもたしていると取ってしまうのだろう」
キャスリン「かといって内情を赤裸々に見せても、誰にも何の得にもならないしね」
トロワ「冒頭に述べた、感情のみで行動する例ではある。歯切れの良さがメリットになるとは限らない。迂闊な約束をすれば、それが果たせなかった時格好の叩き材料を与えてしまう」
キャスリン「ま、気持ちも分からなくはないけどね。停滞感や抑圧感を感じている人にとっては、のらりくらりはむかついても仕方ないわ」
トロワ「だからといって無意味にせっついても仕方がない。全体として無難に収めているのは、ぶっちゃけるメリットが皆無だからだろう」
キャスリン「挑発すれば相手も乗ってくる、と考えた人には肩すかしだったかもしれないわね」
トロワ「そういう苛立ちは木でも殴って発散させた方がいい。吊し上げは結果として進歩を遅らせることになる」
キャスリン「不祥事なんかでもそうよね。テレビとかは本人とかトップをとにかく叩くけど、平身低頭させて得られるものって、社員の不安と、妙に卑屈な対策とかだもん」
トロワ「自分がそうなっているとは考えないのだろうな、とネットでの反応を見て感じた」
キャスリン「まあ、だからといって適当にやれって言ってるんじゃないわよ。でも、BOSSとか言う人がコメントしてた、みんなで作るROでなければならないというのは、きちんと受け止めなきゃならないと思う」
トロワ「お客様意識が強すぎる、ともとれるな。配置変更などにしても、これは駄目だというばかりで、ではどういう配置にすべきかというのは見られない」
キャスリン「新聞なんかもそうよね。何とかしろとは言うけど対案は絶対出さないもの。卑怯だわ」
トロワ「そういった風潮が何とかなればいいのだが、仮にリニューアルが撤廃されても文句を言う人はいるだろう。結局は、現状と向き合うしかない」
キャスリン「そうなのよね。私もヒールの回復量が落ちたのはショックだったけど、もうこれでいくしかないし、これで出来る立ち回りを考えるだけ」
トロワ「基本的には、今をどう生きるかによると思う。今週末にはUstreamで同様の企画があるようだが、建設的なやりとりを期待したいところだ」
キャスリン「でもあれって、やりとりになるの?」
トロワ「…少なくとも、コメントに随時反応することはあり得ない。あのコメントを全部即時に拾い上げるのは人間の能力的に不可能だ。だが別途コメントを抽出して、それに対するコメントを付けることは出来る」
キャスリン「見てる方は1対1だけど、向こうは相当数を相手するわけだしね」
トロワ「個人であれだけのコメントを受けることはまずない。だが相手を自分に置き換えて想像を働かせることは出来るはずだ」
キャスリン「そこでのコメントも含めて、どれだけ今後に繋がるコメントが得られるかは注目すべきかも」
トロワ「醜い掛け合いにならないことだけは祈りたいところだ。さすがに仏の顔も三度どころか土足を押しつけるような真似にはなって欲しくない」
キャスリン「ユーザーの側も良識が必要と」
トロワ「お客様は神様ではない。レポートとその反応を見ているといささか浅慮な振る舞いが見られるが、それで相手は恐縮しないということは認識すべきだろう」
キャスリン「かといって殿様商売じゃやっていけないけどね。通すところとそうでないところは峻別すべきかなと思いました」
トロワ「かなりの量のコメントになってしまったな。そろそろ話を終えることとしよう」
キャスリン「正直、話し足りないけどね。ま、あんまりだらだらやるのも何なのでこの辺で。お相手は久しぶりの出番が嬉しかった私、キャスリン・ブルームと」
トロワ「トロワ・バートンだ。それでは失礼する」

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