2010年3月23日(火)

取り上げる間がなくてついここまで放置していたのだが、リニューアルの話。

公式にある、ユーザーシンポジウム2009Winterでいただいた質問への回答ガンホーカンファレンス2010発表内容その1と、を冷静に読んだ限りでは、正直いってそう悲観することもないような気がする。SakrayJも未体験だし韓国ROもやったことはないけれど、ゲームとして成り立たなくなるほどの酷いリニューアルなのか、という印象が強い。

問題とされているのは、いずれも「今より」使い勝手が悪くなったり効率が落ちるから、という点であって、リニューアルによって全体的にプラスに向かうかどうかを客観的に見た結果ではないと思う。例えば亀島パッチ前の状況に戻して欲しいかと言えばやっぱり首を振るのではないかと。
異世界の敵は触れたら死ぬほど固いのだが、今後ストーリーの進展に従って強い敵はいくらでも出てくると思われる。そうしないと話が進まないし、狩場の流動化も発生しない。馬鹿高いATKだから、と敬遠していたのでは、年がら年中名なしと火山に通うことになってしまう。
確かに転生して名なしに通って発光、という定番コースをなぞるのは楽ではある。だが運営や開発にしてみれば、それで飽きたと言われても、という所じゃないかな。

もちろん、運営や開発の言うことを黙って聞いていればいい、というわけではない。どうしても譲れないところは譲れないと指摘することに問題はないし、ROというゲームが楽しくなるためにアイデアを出すこと自体はゲームのためになることでもある。ただ、今を守ることに汲々としすぎると、今の枠からはみ出した楽しみ方をすることは出来ない。それが非常に引っかかるというか、プレーヤーの保守性を否応なしに感じさせられるところではある。

個人的には、12月の質問に対する回答は、いろいろと物議を醸しそうな話題があったにもかかわらず、ほとんどスルーされてしまっていたのが残念。さらには、8.3や韓国でも知られていない「その次」も話題に上らなかった。サファ族の首都に行くパッチはこの様子だと10月ぐらいか。もしかしたら先にインドネシアが来るかもしれない。更にその先は来年の話だろうな。
年度計画を見た限りでは、リンクシステムの実装がエンドコンテンツの活性化に繋がるかどうかが気になる。FFなんかと違ってエンドコンテンツの足りなさがマンネリ化をもたらしていた部分もあっただけに、「新マップには行かないけれどポイント稼ぎはやりたい」という人がそれなりに出るといいなと。

とにかく、ステータスの変化だけに注目が行きがちなROの未来。亀島パッチが事前告知されていれば同様に話題沸騰しただろうが、今やそれが前提としてシステムが組み立てられている。課金アイテムも決して珍しいものではなくなった。そういう時代の変化をどう受け入れるのかが問われているのかもしれない。
リニューアルによって機能も向上し、恐らくはセキュリティも向上する。13.3で止まるならともかく、今後も成長を続けるなら、リニューアルは避けて通れない。もうちょっと前向きに考えてもいいんじゃないかなあと。現在のシステムを前提とするエミュレータも恐らくは凍結せざるを得ないだろうが、リニューアルについて行けなくなった人が流入するかもしれないね。進化より化石となることを願う流れでもあるが。

カンブリア爆発赤の女王説といった進化論の用語は、オンラインゲームないしROでも有効だと思う。とどまっていては何も変わらない。試練を乗り越えて、新しい世界を目指したいなと。例え進化した先が荒涼とした荒れ地でも、そこで絶滅するほどROのプレーヤーはやわじゃないだろうし。もっとも、新天地を諦めて今の環境で生き存える(=他のゲームに移る、オンラインゲームをやめる)選択肢もあるのだけれど。なので、やっぱり進化する仲間は一杯いた方がいいよねと。

ちなみに、転生は今のところ予定がないので3次職は転生以上にどうでもいい。未転生を邪魔者扱いするようにさえしなければ。ステ変化も、現状を基本維持としている以上、全く狩りが出来なくなるほど悪くなるわけでもなかろうし、変わったら変わったで慣れればいいだけ。それよりもインターフェースの変化などで恩恵が享受できることに期待。

…それはいいのだけれど、せっかくの無詠唱アンケート、回答するのを忘れていた。いろいろもったいない。

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