ASS最終話解説2回目。
フィゲルから戻ったあと、タイムパラドックスに翻弄されながらも結末を確認した後、今度は失踪騒ぎに巻き込まれる。話は山あり谷ありだが、次回でいよいよ最終対決、かな。
ここから追記。
研究は順調に進んでいた。ジオーマの魔力と、黒い石自身が持つ魔力が融合したのが、今のジオーマの強さ。
薬を作ってもらっているというニュースに安堵しつつ、ついでなのでタイムワープの原理を解説。早い話が、ある意味ついでのシステムなので、いろいろな制約が発生していると。
一度エヴィロに薬のことを連絡しに行くことに。というか、魔力が少ないというのにそんな用事でという気もしなくはない。
エヴィロの所へ。
しかし中途半端な飛び方をしたせいか、飛んだ先にいたピエリスにキャスリンの存在は認識できず。
回復してきたタロウに、ピエリスは自分の命がそう長くもたないことを告げる。自分で分かるのは辛いな…。
続いてエヴィロの家へ。
しかし先に帰っていたらしいピエリスが昏睡状態に。パニックになる2人。とりあえず、薬を今調合しているところだと告げて離脱。
釣られてパニックになっているキャスリンは、出来たばかりの薬をふんだくって再び過去へ。
しかし出た場所は村の外れ。
フォニアが医者の元へ行くべく馬を借りようとしていたが、村人は聞く耳持たず。喧嘩になりそうな所を何とか引き離して、2人でエヴィロの元へ。
しかし辿り着いた時には、もうピエリスは事切れていた。
傷心のエヴィロだが、ここにいたら村人を憎んでしまうだけだから、もっと世界を見てくると告げる。そして思いを同じくする人を見つけて、また戻ってくると。ピエリスが保護したタロウと共に。キャスリンは、完成したばかりの研究資料と、ピエリスが身につけていたネックレスを彼から託された。
フォニアは、戻ってくるのならと彼を静かに見送る。エヴィロは、戻ってくる証として、家名を捨て、名前だけで生きる決意を示した。
…な、なんだってー。
戻ってみると、3人がひどく心配していた。どうやら出発直後に過去への扉が閉じられてしまったようで、下手すると過去に取り残されていたかもしれないという話だった。キャスリン昏倒。
意識を取り戻すと、みんなも心配していた。ほっとして抱きついてくる男2人を足蹴にして、改めて事情を説明。ハンスはやっぱりと口走った。
知っていたの、と詰め寄られるハンスは、過去は改変できないと説明した。
まあ、もし仮にピエリスが助かっていたら、ジオーマが村を出ることもなかったし、アカデミーも存在しなくなる可能性がある。つまりは過去の結果によって現代も引きずられる。ハンスも、ドイルがモンスターにされたり自分の姉が殺されたりするのを止めようとしたけれど、結局それは変えられなかった。起こってしまった事実を、時間跳躍者が関与して改変することは出来ない。いわゆるタイムパラドックスだが、こういう形で見せつけられると厳しいものはある。シェーバが提起した「みんなで過去に」も、「同じ人物が同時に2人以上存在することは出来ない」というまた別のパラドックスと、時間跳躍技術の特殊性のために無理。
しかしジオーマのことをどうするか。エヴィロがのちのジオーマだ、ってことを話すのはためらわれるが、結局話すしかない。
そして予想通り反応は様々。ハンスは冷静に分析した、「結局志を同じくする人には会えなかったのだ」と。だからひねたのかもしれない。
しかしドイルのジオーマを助けたい、という発言に、ジオーマの手先によって姉を殺されたシェーバが反発。口論の末飛び出してしまう。ペトゥラとキャラウェイが後を追った。シェーバが組織に入るきっかけ、そして彼を組織に引き入れたキャラウェイの思いを聞く。
その後、リリアたちにジオーマをどう思うか聞いて回る。やはりいろいろ思うところはあるようだが、倒したいという意見はなかった。事情を聞いた以上、その事情を考慮した上で何とかするしかないということか。
と、そこへリーザがベアドールを追って駆け込んできた。大騒動になったが、エレンがさらっとリーザを誘導して出ていく。でこのベアドールは何者、と思ったら、何とこれがウェル。しかもユーリに妙になついているし。ジオーマの所へ乗り込んでいった無鉄砲さに惚れたと言うが。
そのウェルから、ポリン先生の家出を聞かされる。代表してキャスリンがアカデミーへ行って事情を聞くことに。
アカデミー職員室北の部屋では、先生達が集まっていた。
書き置きには「始まりの場所へ行く」とある。どこだろう、と首をひねっていたが、もしかしたらハンスと出会った場所かも。そこでただのポリンは意思伝達能力を身につけたポリン先生となったわけだし。
組織本部へ戻る。シェーバを説得し、ハンスに事情を話す。場所が分かるならすぐ戻れる、ということで、今度はハンスも共に。
始まりの場所は、アルデバランの北、川縁にある茂みの先にあった。
ポリン先生はそこで特訓していた。やはりユーリ達を守れなかったのがショックだったらしい。しかしハンスは、前に立つことだけがリーダーの役割ではない、と諭した。後方支援、参謀だって立派な仕事。ポリン先生のアカデミーに対する熱意が、ジオーマの呪縛から解かれ呆然としていたハンスの拠り所となった。
というわけで戻ることに。
途中、突然恋を食べる話を思い出したポリン先生にキャスリンも顔面蒼白。説明してやっと分かってもらえた。開き直ったりしらを切り続ける選択はさすがに怖くて出来なかったが。
さらにその先では追いかけてきたアカデミー職員の思いにポリン先生も感激。
さて組織本部へ戻って、事情を説明。
一方、ドイル達の方にも進展があった。黒い石の力の消滅に成功したという。ただまだ限定的。
そんな話をしていたら、黒い石が力を発揮しようとした、が、キャスリンの体から白い光が出てそれを遮る。
よく見ると光はピエリスのネックレスから発していた。さらに調べた結果、どうやらキャスリンが持っていないとこのネックレスは力を発揮しないよう。ピエリスの力をエヴィロから託されたキャスリンだけが、その力に応えられるということか。
ジオーマと黒い石の力に対抗するには、このネックレスの力が不可欠、なのかもしれない。
そこへ、ペトゥラが飛び込んできた。再びアカデミーにジオーマが現れたという。いよいよ最終決戦、ドイル達も向かうことに。
というところでまた次回。
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