久々に、日本と海外との実装内容の違いや方向性などについての記事を。
ご存じのようにROは韓国が開発国で、日本などへは韓国での実装後ある程度してから段階的に実装されることになっています。
もちろん、何をいつ実装するかというのは各国の事情も関係していまして、数ヶ月で実装される場合もあれば、年単位でかかる場合もあります。
一方で、日本に関しては、日本独自の裁量権といいますか、海外とは違う形で調整されることがあります。感覚としては、2010年代に入ったあたりからその傾向がはっきりしてきた感じがありますね。
ですので、このブログなどでも韓国の実装内容を紹介してはいますが、それが日本に来るとは限らない、というのが実際の所です。
ただそうはいっても、程度によるとはいえ日本に来ることもありますし、また紹介した内容は海外から見に来て下さる方への参考にはなっていると思います。
というわけで、水曜日に出た年頭メディアインタビューと、これまでの韓国の実装内容などを照らし合わせながら、どういう方向に日本は進んでいくのかなというのを考察してみたいと思います。
当然ながら記事の通りになるというわけではありませんので、その点はご了承下さい。
あと、これはもう日本には来そうにないな、と判断した(悪く言うと匙を投げた)内容には触れません。
またややじっくり考察した関係で、記事が長くなりました。前後に分割していますが、それでも語り足りないのが正直なところです。
ここから追記。
さていくつかの要素ごとで。
現時点で今年中に日本に来る予定とインタビューで触れられているのは以下の内容。
「EP17.1 胎動、イリュージョン」「EDDA:生体研究所」「イリュージョンオブテディベア」
EP17.1のサブタイトルですが、ILUSIONと描かれていました。イリュージョンと読んだのですが、イリュージョンだとILLUSIONとなるので、イルシオンと読むべきなのかなあとか。
Googleはもしかしての結果しか表示してくれないんですが、"で括るとその内容では出してくれます。やっぱり単語としての意味はよく分かりません。
韓国ではこのほかに、イリュージョン関係としてコモド北と迷宮の森、またEDDAでグラストヘイム没落、Lv拡張後の追加マップとしてグラストヘイム深淵とノーグロード03が実装されています。
最後の2つは日本でもLv拡張後の実装になると思いますが、他3つは他の開発実装がうまく進んだときに俎上にのぼるかもしれません。
テコン系上位拡張職として星帝とソウルリーパーが、またBaselv185への拡張が予定されています。またこの時点では構想段階として、スーパーノービスのLv拡張にも触れられています。
それぞれ実装内容次第、ということで、今年できるのかどうかは何とも分かりません。ちなみに個人的には今年は難しいと思っています。今年着手して来年以降実装が無難かなと。
インタビュー上では他に2次職のスキル調整も触れられていましたが、その前に着手されていた3次職の調整には触れていません。
もともと、3次職の調整のために下位職の再構築を行った側面があるので、いささか片手落ちに感じます。
さてその3次職調整。現時点でメカニック・ルーンストーン・ホムンクルス(Sを含む)、アークビショップが調整されています。
ホムンクルスはLv上限を175に拡張した他、経験値獲得方法をがらっと変えています。これが日本で受け入れられるかどうかは何とも言えません。実装後特に公式から何もないところを見ると、韓国ではすんなり受け入れられたのかなとは思うのですが。
そして今週金曜日に、第1四半期開発予定の内容が公開されています。
その中に、3次職以外もBaseLvを185にすることと、あわせてこれらの一部スキル調整を行うことが触れられています。上で日本での調整が越年するかなと予想したのもそういう事情。
3次職調整では予告されていたミンストレル・ワンダラー、そして修羅のスキル調整を行うことが発表されています。修羅はスキルツリーの変更を含むそこそこ大がかりなもの。
日本で触れられていた、スーパーノービスの上位・ハイパーノービスの実装内容も告知にはありますね。
個人的には、Lv拡張やスキル追加、あるいはエフェクトの変更といった内容は実装はするでしょうが、内容はほぼ無視すると思います。
日本のプレーヤーが望むゲームスタイルを提供していきたい、とことある毎に言っている以上、韓国の事情を踏まえた仕様変更を聞くとも思えないのが正直なところです。ですので、インタビューでこういう変更がありますよ、と話していたのも意外でした。
むしろ、経験値テーブルとかどうするんだろう、とは思いました。
現在は175がゴールで、そのために経験値テーブルも急峻になり、またクエストやエンドコンテンツの経験値も膨大なものになっていましたが、185に拡張するとなると、普通に考えればこれを引き継がなければならないわけです。
1匹100Mの経験値を持ったモンスターが出てくるのではないかとか、経験値報酬が500M*100とかになるのではとか。
かといって安易な切り下げもできません。プールした経験値が飽和しますし、ここまで頑張ってきた人には納得しがたいでしょうし。いい着地点があるのかなと。
どのあたりからいけばいいのでしょうかね。2017年韓国実装の内容からいきましょうか。
猫カプラ・ジョンダサービス
追加の転送先です。日本の機能系NPCで転送できるものと一部重複してはいますが、それらとどう共存させていくかによるのかなと。
ジョンダパスやネットカフェの転送が食われると考えれば今後も来ないでしょうし、全体の利便性が上がるとみれば来るかもしれません。
結婚システム改修
結婚の幅が大きく広がる改修です。ただその分システムに手を入れるべき内容が多くて去年のジューンブライドでは間に合いませんでした。
さすがに1年あれば大丈夫と思いきや、別のシステムも絡んでいるとのことなので、6月に間に合うのという気もしなくはありません。
でも間に合うなら遅くとも5月ぐらいには入ってきそうな気がします。6月に入ってからではちょっと遅いかもとか。
メモリアルダンジョンシステム改良
結婚システム改修のついでに来るかもという機能。
理由が理由なので、あとはトラブルなく実装できるのか、またあわせて仕様変更を迫られるダンジョンの改修は間に合うのか、というところでしょう。
露店アルバイトシステム
以前のインタビューでも出ていましたね。韓国に実装されて1年半、やはり根の深いシステムなのか他国でもなかなか実装されません。
今回のインタビューでも全く触れられませんでしたが、日本の場合は先にやることが多々あるように思います。
パーティーリーダー自動委任機能
リーダーか脱退した後の挙動を自動化するシステム。システマチックに変更されるなら、組んでいる方は楽ではあります。
ギルド関係追加仕様
ギルドマスターの変更や長期未ログイン者の自動脱退、それでマスターが抜けた場合の自動委任のシステム、最終ログイン日時の表示といったところ。
ギルド関係は本当に何も実装されないんですが、それだけ根が深いのか、あるいはトラブルを懸念しているのかは分かりません。
開発者通信では新スキル追加とクールタイム調整、またスキルをショートカットに登録できる変更も予定されていますが、そんなわけで日本には関係なさそう。
出席システム
最近のゲームにはよくありますね。ログイン習慣をつけるにはうってつけのシステムですが、アカウントやワールドごとにしないとアイテム量産のリスクが。
日本ではスタンプラリーが近いのでしょうか。それと比較すると、会話の必要がないという点では楽ですね。
ズームコマンド
視野が3セルずつ広がります(キャラクターなどは表示されず)。最終的にONにしたままになりそうな気がするので、そういう変更として組み込むことになるかも。
アイテム所持量増加
課金アイテムを使って1個あたり10増やせられます。サーバー側の改修が必要なので当分来ないでしょう。
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