2011年1月20日(木)

ゼクス「昨日に続いてガンホーカンファレンスについてのコメントを行いたいと思う。担当するのは私、ゼクス・マーキスと」
ノイン「ルクレツィア・ノインだ。宜しく頼む」
ゼクス「久しぶりのこうした場ではあるが、私としては特にコメントすることがない。よって速やかに追記に移る」
ノイン「分かりました」


ここから追記。

ゼクス「ということで、今回はカンファレンス告知その2についてコメントを行う」
ノイン「…ゼクス、少し進行が早すぎませんか」
ゼクス「量が量だけに、速やかに進めないと無駄に長くなってしまうと考えたからだ」
ノイン「それならばいいのですが…」
ゼクス「それではそれぞりの項目ごとに見ていく。まずはパーティーボーナスについてだな」
ノイン「共闘による経験値ボーナスというのは確かに難しい問題です。獲得経験値アップスキルであるニヨルドの宴を使った育成狩りなどで、変に格差が付いてしまうという問題は確かにありました」
ゼクス「結果が、共闘ボーナスの引き下げか。ただ引き下げすぎて、今度は少人数パーティーで稼ぎづらくなってしまったというのはあるようだ」
ノイン「ペアやトリオで上がり過ぎてしまうという側面もありますね。以前のプリWizペアなど、多少無茶しても稼げてしまう事例は私もいくつか目にしたことはあります」
ゼクス「どちらもバランスの問題だな。極端なことをする人ばかりではないのだが、そうした人を抑制しようとすると、真っ当にやっている人が損を被る」
ノイン「ええ。開発としてはペアやトリオではなくある程度の人数で狩りをして欲しいというのはあると思いますが、そのために簡便さが失われるのは問題です」
ゼクス「ソロで狩りしていた方が稼げる、という認識を広めてしまった問題もある。ある程度の緩和は必要になるだろうが、無理をしないPT狩りというのはバランス取りが難しいだろう」
ノイン「続いては状態異常レベル偏差ですね」
ゼクス「シーズモードと銘打ってあるということは、攻城戦やPvPなどであろう。これらは個々の価値観や思惑が露骨に出る分野だな」
ノイン「そうですね。状態異常を出す側にとっては出しやすくなるにこしたことはありませんし、それを食らう側は少しでも防ぎたいでしょう」
ゼクス「これはどう調整しても誰もが納得できるレベルにはならないだろう。ただ少なくとも、状況に応じて機動的に対応すればいいだけともいえる」
ノイン「食らいやすいなら、耐性を付けるか、それを見越した戦いにすればいいということですね」
ゼクス「与えられた状況を自力で克服するのが戦士というものだ」
ノイン「次の項目は、ゼクスも大いに関係していますね。MATK計算式についてです」
ゼクス「威力は大幅に落ちたし、私自身それに不満を持っていないわけではない。だが、計算式が変更された理由も理解出来るし、再変更が困難であることも理解せざるを得ないだろう」
ノイン「ストームガストを乱発していれば何とかなる、いわゆるガスターも変に定着していましたしね」
ゼクス「魔法職は物理攻撃力に劣る以上、魔法と、立ち回りを工夫するしかない。魔法が弱体化されたのならば、立ち回りでそれをカバーするしかないだろう」
ノイン「しかし出動回数は激減していますね」
ゼクス「…うむ。今は優先したいことも多々あるからな。しかし正直に告白すれば、やはり火力不足がモチベーションに影響しているのは事実だ」
ノイン「運営・開発の認識では、修正するとウォーロックが強くなりすぎてしまうために、全般的に抑制しているということです」
ゼクス「確かにそれは一理あるが、であればウォーロック自体を下方修正すればいいだけのことだろう。もしくは、ウォーロック以外を強化するか」
ノイン「1人の実力者のために全体のレベルが押し下げられるのは、確かに納得しがたいとする声が出るのも致し方ないかもしれません」
ゼクス「3次職は下位職の強化型であり、高いポテンシャルがあるのは当然のことだ。だが、結果として下位職のやり甲斐が損なわれては意味がない」
ノイン「これに対して、追加装備で底上げをする意向のようです」
ゼクス「カトルがスピリチュアルリングを入手してようやく狩りにリズムが出てきたと言っていた。この装備はボスドロップのためそれなりの価格だが、全ての魔法職にこうした轍を踏ませるのは賛同しがたい」
ノイン「それこそ店売りで安く手に入るならまだしも、くじなどだと資産のある一部の人しか手に入れられなくなりますね」
ゼクス「R前でも、この装備を持っていない人はPTお断り、というものはあった。ソロならまだしも、変に事実上の標準化するのはあまり好ましくない傾向だと考える」
ノイン「その他の装備とのバランスもあります。装備に依存するだけでも駄目でしょう」
ゼクス「R以前に戻すことにはいろいろ問題があるのは理解するが、だから仕方ないで済む問題でもない。多方向から魔法職の地位向上を図って欲しい」
ノイン「続いては我々には関係ありませんが、エンチャントデッドリーポイズンについて」
ゼクス「アサシンクロスにとっては有用なブーストスキルだな。それ故にバランス取りも難しいのだろう」
ノイン「火力の割に経費がかかる、という認識のようですが、コストを下げれば解決する問題でもないでしょうね」
ゼクス「毒薬の瓶が必要になるのだが、リニューアル前から露店などでは価格が高めの傾向はあった」
ノイン「コメントでは、材料のドロップ率を上げる方向で考えているとのことです」
ゼクス「それもひとつの手だが、根本的に考えれば、毒薬の瓶を大量に使う必要性が下がればいいともいえる」
ノイン「とすると効果時間の延長など、ですか」
ゼクス「有用なスキルに依存しきるのはやはりあまり良くはない傾向だろう。単発火力は調整が難しいと思われるので、工夫のし甲斐がある方向で考えるといいかもしれない」
ノイン「我々では使用経験がないので、一部誤った認識があるかもしれません。続いても縁のない課題です」
ゼクス「3次職での製造・製薬関係だな。だが下手に3次職になると2次職時代より成功確率が落ちる、というのはやはり問題ではある」
ノイン「簡単にレベルアップが出来るなら、すぐに追い越すことも出来るのですが」
ゼクス「3次職故の成功効果でも付けるしかあるまい。上げづらい職なので、そうした面でのモチベーション確保は必要だろう」
ノイン「しかしkROなどでは問題にならなかったのでしょうか」
ゼクス「韓国はレベル上げが容易だと聞く。問題になる前にレベルが上げられたので、偏差が問題にならなかったのかもしれない」
ノイン「各国事情の難しいところですね。続いてもそれに関係あるかもしれません」
ゼクス「星のかけらの必中効果だな。念属性モンスターは属性武器だと当たらないので、必中効果は重要だった」
ノイン「でも今はそうでもないのでしょうか?」
ゼクス「日本ではオプションがなくなったという点に関して問題視していて、なくなったことについての影響はあまり顧みられていないように思う」
ノイン「変化自体を嫌っているわけですね」
ゼクス「ただkROで修正された理由を聞けば、やはり日本としては問題視せざるを得ないだろう」
ノイン「必中武器がレベリングに利用される、ということですが、日本の場合はせいぜいが共闘効果止まりですし、必中武器だけでレベルアップ出来るほど甘くもありません」
ゼクス「価値観やプレースタイルの相違だな。一方で星入り武器で攻撃力が上がれば、結果的には同じ問題に行き着く可能性はある」
ノイン「そういう意味では意図が不明な修正ではありますね。一方でそこまで目くじらを立てる問題でもないとは言えます」
ゼクス「リニューアルであるから当然変化はあるのだが、変わること自体をマイナスに考える傾向はある。その好例といえるだろう」
ノイン「コーディング薬の問題も考えてみれば妥当ですね」
ゼクス「2次職のコーディング薬で防げるほど、3次職のスキルは弱いのか、という見方もできる。2次職がメインであれば今のような問題提起になるが、3次職が増えれば理論が逆転するのは自明だ」
ノイン「やはりプレーヤー間の思惑の問題でしょうね」
ゼクス「DEF無視効果の武器やカードなどについては、旧来のプレー感との問題と言えるな」
ノイン「例えば錐を持っていることが狩りの前提、という例もありましたからね。一方で弱体化すると、高い金を出して買ったのに、となります」
ゼクス「錐を持っていなくても狩りが出来るようになった、という点ではプラスなのだが、資産あるいはこれも対人での戦術という問題になるだろう。トータルで見たバランスが必要かと思う」
ノイン「利害が絡むと人は必死になれますからね。そして当然声も大きくなります」
ゼクス「一部の思惑で全体が引きずられることがないように願いたいところだ」
ノイン「あとはスキルがいろいろ挙げられています。まずはメランコリー」
ゼクス「特定スキルのダメージを一時的に上昇させるが、FLEEやASPDにペナルティが付与される、というスキルだな。一般フィールドでの迷惑行為、というのは後者についてだろう」
ノイン「競合相手にメランコリーをかぶせて狩りをしづらくさせる、ということが出来ますね」
ゼクス「一方でスキルのダメージアップが図れるので、いわゆる行儀の悪い狩りになりがちな可能性はある」
ノイン「トリオで、メランコリーをもらったLK系やクルセイダー系が一撃で敵を倒し、プリ系の支援でペナルティを帳消しという構図ですか」
ゼクス「実際、禁止前はそういった狩りも行われていただけに、使用者は復活を期待したいところなのだろう。だが、狩場を独占されたり、妨害を受ける側にとっては迷惑以外の何ものでもない」
ノイン「スキル性能と使用方法両方で迷惑行為となる可能性があるわけですか」
ゼクス「スキル全体を根本的に見直さないと、問題は継続する可能性はある。ただ基本的に、どんなスキルでも妨害要素はあり得るので、結局は個人の意識の問題となるだろう」
ノイン「続いてはこちらも禁止時の反響が大きかったスパイラルピアース」
ゼクス「武器重量で威力が変わる以上、武器重量は事前にチェックすべき課題だ。そういう点では判断が甘かったと言わざるを得ない」
ノイン「使う側は最善の手をどんどん研究しますからね」
ゼクス「ただ前述したように、職全体があるスキルのみに依存するのは良くない傾向だと考える。使うのにリスクがあるようにするのは悪くない選択だ」
ノイン「現時点ではSP消費やクールタイムの見直しが検討されています」
ゼクス「ある重量以上の武器は逆に効果が落ちるようにしてもいいかもしれない。使う側とすればローコストハイリターンであればあるほどいいのだから、そうした声に必要以上におもねることもないだろう」
ノイン「そういった点のバランスも難しいですね。ゲーム全体として釣り合いの取れたものであって欲しいと思います」
ゼクス「次は、こちらもローコストハイリターンの代表格であるリフレクトダメージだな」
ノイン「反射狩りなんて言葉も出来ました。強いモンスターでも反射しているだけで倒せてしまうのは確かに問題もあります」
ゼクス「反射率などは仕様通りだが事実上コストなしで乱発できるのは問題、という認識のようだな。これもコストを上げるのは賢明だろう」
ノイン「当然、使い勝手が悪くなることについては異論もあるでしょうね」
ゼクス「他職の批判もやっかみだと捨て置くわけにはいくまい。便利スキルに枷がはめられるのは真っ当な流れだと言える」
ノイン「メランコリーも含めて、早期の修正と制限解禁が望まれます」
ゼクス「だが拙速な再開も問題しか生まない。やたらと修正を重ねるのも醜悪だ。きちんとバランスを取った上で再開すべきだろう」
ノイン「続いてはこちらも使用者には大きな課題となっていたメンタルチェンジです」
ゼクス「我々としてはドロシーのフィーリルしかきちんと育てた経験はないのだが、リーフを育成している者にとっては厳しい仕様変更だったようだ」
ノイン「ただ現在の仕様が本来の仕様、ということですし、修正する意志もないようです」
ゼクス「実際、どの程度深刻な問題なのか、判断しかねるというのが正直なところだ。だが、アルケミストにとってホムンクルスは貴重な戦力。モチベーションを損なわない、かといって便利になりすぎないようになってくれることを望む」
ノイン「便利だからといってこぞって乗り換えるようでは、ケルラソスの教えに反することになりますしね」
ゼクス「確かに道具ではあるのだが、ほどほどに機能的な道具であって欲しいと思う」
ノイン「続いては少し変わって種族耐性です」
ゼクス「計算式の基準が変わった、というところのようだな」
ノイン「全体のダメージ減少から、武器のみでのダメージ減少に変わったようです。そして武器やスキルによって依存度が変わるので、単純に計算は出来無くなったとのことです」
ゼクス「武器もスキルもそれぞれ個性があるのだから、それに応じた計算式を作り直せばいいだけとも言える。今までの法則にしても、幾度となく繰り返されてきた仕様変更の度に計算し直されてきているのだからな」
ノイン「今はマニュアル依存が進んでいますが、マニュアルがあればなんとでもなる、というのがそもそも健全ではないかもしれません」
ゼクス「厳密な計算が出来ないと狩りが出来ない、というわけでもない。何が自分達にとって正解なのか、ということをそれぞれなりに探すのもまたゲームだろう」
ノイン「次の状態異常についてもそうですね」
ゼクス「それぞれに軽重を付けるのが非常識だというわけでもない。先ほども言ったが、与えられた状況に対してどう対応するかというのも腕のひとつだと私は思う」
ノイン「スキルの話に戻ります。これも百家争鳴状態のドラゴンプレスです」
ゼクス「私自身は使ったことも使われたこともないので分からないが、そうでない者にとっては深刻な課題なのだろう」
ノイン「ドラゴンの息は火なのか人なのか、と言うのも今更の話です」
ゼクス「だがそれによって必要な装備が変わってくるのだから、受けて立つ方は死活問題かもしれん。しかしこうして課題とならないと認識が出来ないというのはやはり甘いと言わざるを得ないな」
ノイン「火属性です、種族耐性も効きます、と最初に宣言してしまえば、納得するしかないのでしょうか」
ゼクス「それでもおかしいという人はいるかもしれないが、確固とした仕様なのだから、で説き伏せられただろう。詰めの甘さが混乱を招いたのは事実だ」
ノイン「あとは、今週使用が解禁されたグルーミーや閃電歩、ストリップアクセサリーなどですね」
ゼクス「変更予定のまま停滞するのでは、等とも言われたが、こうしてきちんと修正されたな。残念ながらそれを評価する声はなさそうだが」
ノイン「スキル見直しなども含めて、とにかく叩けるだけ叩くという人が多いのは事実です」
ゼクス「そしてそういう声が目立ちすぎるのも現在の問題点といえそうだな」
ノイン「人は長きに捲かれますし、人のせいにすれば憂さ晴らしは出来ます。結果、不満をぶつけるだけの非建設的な掛け合いになってしまいます」
ゼクス「浅はかとしか言いようがないが、一方で不満を持っている人がいることもまた自明だ」
ノイン「バッシングと改善要望と、どれをどう汲むべきかというのはそれぞれの課題と言えるでしょう」
ゼクス「ただ少なくとも、例えばゲームのためを思って、とか、プレーヤー全体を思って、という人ばかりではない。運営、ゲーム、他職、特定プレーヤーやギルド、そういったものを叩くことが主目的になっている人は少なくない」
ノイン「そうしたことしかできない人はやはり目立ちますね」
ゼクス「問題は、それが他に影響することだろう。チラシの裏に書くだけなら何の問題もないが、周りに向かって言い続ければ周囲にもそのイメージがついてしまう」
ノイン「リニューアルに関する諸々の問題についての発言には、少なからずそういった傾向も見られるように感じます」
ゼクス「結果的に間違った方向にしか進まないのだが、残念ながらそれを押しとどめる流れが出来ていない」
ノイン「考えようによっては、日本リニューアル自体、そうした声に影響された結果とも言えますね」
ゼクス「そういう点では、自分でゲームをつまらなくしたようなものかもしれぬ。当人にその意識があるのかどうかは分からないが、少なくとも海外でのリニューアルは日本ほど荒れていないようだ」
ノイン「もちろんいろいろな問題もありますが、比較的順応できているようでもありますね」
ゼクス「ユーザーの声を積極的に聞く、という姿勢は、こと日本においては積極的に取るべきではなかったかもしれない。もちろん日本での指摘で修正された事項というのも多々あるのだが」
ノイン「どんな実装が来ても文句を言う人は多そうですしね」
ゼクス「そういう意味では、物言わぬ大衆こそ大事にすべきと言えよう。今後も調整は続くだろうが、全体を見てバランスの取れた調整を切望する次第だ」
ノイン「一部のやっかみに引きずられては全体が狂ってしまいますね」
ゼクス「ああ。今回のスキル見直し報告についてもやはりいろいろな声があったが、必要なことを段階を踏んで進めていくべきだと思う。ただ、あまりのんびりしていられないのも確かだ」
ノイン「会社の1週間とネットの1週間は大きな差があります。1日1回まだかと言っていれば済む人と、実際にスケジュールを組んで作業する人の感覚は違います」
ゼクス「出来ればある程度期限を切って、それを死守する態勢は欲しいところだ。バッシングに抗するにはそれしかあるまい」
ノイン「それでも理由を付けて叩いてきそうではありますが」
ゼクス「それは無視すればよい。聞き分けがいいことと誠実なこととは違う。まあその辺りも含めて次の記事を見たかったところだが」
ノイン「さすがに長くなってしまいましたね。やはりここで一度切りますか」
ゼクス「うむ。また近日、この続きを執り行ってもらうこととしよう」
ノイン「ではここまでのお相手は私ルクレツィア・ノインと」
ゼクス「ゼクス・マーキスだ。ではさらばだ、また会おう」

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