2010年3月15日(月)

ブラジリスの名物は、特産品のガラナを加工したガラナキャンディー。疲労回復と滋養強壮によく効くという。
ということで、カトルも1個求めてみようと思ったのだが、街で見かけた製造業者は暗い顔。
名物

原料となるガラナの実は、ブラジリスでも更に特殊な環境で採れる。実自体はぱっとしないが、キャンディーに加工したところ馬鹿売れ。一躍ヒット商品になった。
ところが、いつしか収穫量が激減。採算割れするようになってしまった。ならばとやはり特産のココナッツでキャンディーを作ってみたものの、ぱっとしない。
もうキャンディーとガラナの在庫は尽きてしまったそうだが、ガラナの実さえあれば作ることは出来るらしい。入手のヒントとして、キャンディー売りの取引先に話を聞いてみたら、と言われた。
採算悪化 職人の苦悩 可能性 取引先


ここから追記。

その取引先・チェルトは、真西に行ったところにある美術博物館の2階にいる。
気のいいおじさん
キャンディー売りの「物凄く見栄っ張りで気取った男」という評がそのまま当てはまる伊達男。話を聞いたチェルトは渋い顔をした。
あてはなし
正確には、加工に適さない実しか採れなかったり、すぐ腐ってしまって無駄になってしまうのだそう。更に理由として、彼はひとつの伝承を話し出した。
理由
ちなみに、ブラジルのインディオ・マウエス族にまつわる伝承がベースとなっている。Nunes Pereiraという人物が著した「Os Índios Maués」(BRASIL BLOG様-Mitos de Guaraná ガラナの伝説)によると。

 マウエス族には、とても美しく、動物や植物からも愛されている女性がいました。彼女は人々の病気に効く植物を全て知っていて、兄弟たちは彼女とずっと一緒にいたく、結婚もさせたくないと考えていました。
 ある日、彼女に好意を持っていた蛇が香水を使い魔法をかけ、その女性は子どもを産みました。兄弟はそれを許さず、女性と産まれた男の子とは絶縁しました。
 しかし男の子は成長するにつれ、叔父に当たる女性の兄弟たちが食する木の実を食べてみたいと思うようになります。兄弟たちは許可をしませんでしたが、男の子はおねだりを続けました。女性はやむなく木の実を食べさせます。
 事実を知った兄弟たちは、男の子を殺してしまいました。女性は悲しんだものの、息子から左眼を取り出し、土に埋め息子へ語りかけました。「あなたは自然の偉大な力を持っている。人々全ての病を治し、守ることになる。」と。
 そこから成長した木がガラナ。彼女はその実の素晴らしさを人々にも伝え、病気の人々も救うこととなりました。

なんだそう。ちなみに上の記事にはもう一つの伝承も記載されている。調べてみたところでは、ガラナ関係の伝承についてはいずれにせよ蛇と男の子というのがセットになっている様子。
チェルトの伝承では、兄弟は男の子を殺さずにガラナの農場を破壊した、としている。まあ、殺したとなれば後味は悪いからね。まして左目を取り出して植えたというのはちょっとグロテスク。
で、今でもガラナの子の呪いというのが生き続けているそう。それを知っているチェルトは、それ以上の努力を辞めてしまったのだろうか。眉つぱではあるものの、現実を見るとその可能性を考えざるを得ない、と彼は告げた。
百年単位の呪い
とりあえず、呪われている子供を捜してみることに。子供に片っ端から声を掛けてみれば分かるんじゃない、と言われた。非効率的ではあるが、それぐらいしか方法はないんだろうな。
あてを探す 外に出る
で、それらしき子供を浜辺で発見。話しかけてみたが、何を言っても動物の鳴き真似しかしない。
変な子供 日本語で
戻ってチェルトに伝えると、確かに怪しいと言われる。
後出し
で、土地の魔術師というか呪術師に、その辺りのことを相談してみたら、とアドバイスされた。
ちなみに、トイレのオバケ騒動の時もそうだが、もう一度話しかけてみるとぽろっと大事なヒントを言ってくれたりする。
怪しい土地 ヒント

ということで、確かに微妙に分かりにくい所にある高台へ。
ポリンと鶏がいる、と思ったら、その鶏は人に化けた。彼こそが魔術師エルネスト。
チェルトのメモを見たエルネストは、ふふん、と自信ありげな笑いを見せた。
過ぎた力
溢れる力を抑えきれなくて怪しまれてしまう、と言い放ったエルネスト、代わりに自分の力の一部をカトルに預けた。これで動物たちと交渉してきて欲しいと。呪った側も呪いたくて呪っている状態ではないらしい。出口を指し示してやれば喜んで帰って行くだろうと。
代理 事情説明へ
少し会話しただけでそこまで洞察できる辺り、確かに尋常ならざる魔術師ではある。彼の爪の垢でもアルベルタの呪術師に飲ませてやりたいところ。

さて、ブラジリスの郊外にあるジャングルへ足を延ばす。
山の上
ロープウェーの先を回り込んだところに、トゥカンの長がいた。彼に話を通してみる。
カトルからガラナの子の気配を感じる、と長は言った。お前はあの子の友達か、と聞かれて首を縦に振る。
伝承をあたる
さらに、ガラナの子はトゥカンにとっても大事な友達。カトルはその子のために何かしてやれるかと問われる。頷くと、長は自身の羽毛と伝言をカトルに託した。
力に トモダチ1 お見送り
ちなみにどちらかを否定すると、お前もあの兄弟と同じだと言われてしまう。ここは信用を。

トゥカンから案内された次の精霊はジャガー。西の島の端にいる。
ジャガーは匂いで呪力を見破ったが、襲う意志はないと伝える。ガラナの女神の慈悲と、その子の消息を想起したジャガーは、新鮮な肉とメッセージをカトルに託した。。
風の伝達 トモダチ2
ついでに速度増加をもらったり。再び死を待つために身体を休めたジャガーを背に、次の精霊の所へ向かう。
お見送り

モンスターとしてはこのマップにいない、ヨーヨーの精霊の所へ。
ぶっちゃけた
ヨーヨーは悲しんでいるガラナの子に笑いを提供したい、と告げた。ぶどう一房とメッセージを言付かる。
トモダチ3 力を感じる

ジャングルに住まう3つの精霊から気持ちを預かったカトルは、再び少年の所へ。
改めて説得
少年は精霊達の鳴き真似をした後、穏やかな顔になった。トモダチの存在を感じ、帰るべきところがようやく見つかったよう。
トモダチ
子供ははにかみながらポケットから何かを差しだした。それは新鮮なガラナの実。子供の声に戻った彼の笑顔に、カトルはガラナの子の呪いが解けたことを感じ取った。
お礼 呪いが解けた

さて、ガラナの実が手に入ったところで、キャンディー売りの所に持っていく。
キャンディー売り曰く、今まで見た中でもとびきり上等らしい。喜び勇んで早速キャンディーを作り、1個くれた。経験値も若干獲得。
ぐれいと 生産再開

ガラナの子の呪いが解けたことで、今後ガラナの実を売ってくれるようにはなる。
ただ、1個4000z、安売りが効かないうえ、最初は1個ずつしか買えない。睡蓮帽子を獲得すると、ようやく100個までまとめ買いが出来るようになるが、それとてやっぱり4kzのまま。
高い
ちなみにASPDとHITが30分間上昇。スピードアップポーション系と効果が重複しないので、アサシン系などには非常に効果があると思われる。でも値段が値段なので、気安くは買えないかな。
効能

クエストとしては、フィールドに出るところが少々危険。特にヨーヨー近辺は、割と見つかりやすい。
ただ、ハイディング出来ると一気に楽になる。ブラジリスセーブでヨーヨーの所から戻るのが早いかな。ついでに子犬でも見つけていくといいかもしれない。
あとはエルネストのいるところが分かりづらいぐらい。これだけで済むクエストの割にはいい経験値かも。お財布キャラにお勧めのクエストではある。

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