ドロシーは以前、魔王モロクの復活阻止に動いたことがある。
アサシンギルドの2人と共に、各地を飛び回り、復活を目論むレイヤン・ムーアの企みを、一旦は阻止できた。しかし、レイヤンのその後の動きまではフォローできず、結局復活。その後の経過は周知の通り。
ところが、アッシュ・バキュームの調査隊には、その魔王モロクの追跡に携わる人たちもいるという。ドロシーは早速、その責任者の所へ向かった。
以降追記。量が若干多いので、2回に分けての前編を。
ここから追記。
駐屯地中央にある幕府、あるいは連合軍本部の2階に、その責任者はいた。
いいタイミングできてくれた、と彼女・エキナシアは言う。ばたばたしているのはいずこも同じ、しかし今後のためにもモロクの行方と出方は見極めなければならない。
ということでドロシーには時空の裂け目付近で調査を行っている追跡隊隊員のサポートをして欲しい、と言われた。一方的に。立ってるものは親でも使えとはいうが、もうちょっと素性を確認した方がいいような気はする。何の説明もなく書類にサインさせられるに至っては、どこの街頭キャッチさんかと。
さてそんなわけでいきなり任された追跡隊サポート、行ってこいと言われて行った裂け目近辺にいたのはキドだった。
成り行きとはいえ何となく乗り気でないような発言をしたドロシーに、エキナシアの所へ戻って辞退してくるように言われる。
ところが戻ってきたエキナシアは不満たらたら。やめますとも言えず、結局サポートをすることに。最初からそういえばよかったのに、とキドに呆れられる。
さて改めて追跡隊の目的と現状。
キド達は大陸と異世界のそれぞれで調査活動を行っている。相互に連絡を交換し合っているのだが、そろそろ来るはずの連絡要員が来ないという。モロクにある秘密の酒場に行って、連絡要員・リーンの様子を見てくるように言われた。
ということで久々にモロクの街西部にあるアサシンギルド秘密の酒場へ。
マスターに声を掛ける。任務について聞くと、何を今更という顔をされるが、リーンの名を出すとぽかんとされる。調査団の一員になったと聞いてマスターも納得。奥の部屋にいるが、怪我をしているので無茶はさせないように、と言われた。
ちなみにデュオが同様に話しかけると、同じアサシンということでもうちょっとフランクな話になる。
バーの奥へ行き、入って突き当たり左手(画面では下)にある第2区画に入る。
そこにはベッドに伏せっているリーンがいた。入ってきたドロシーを見て、リーンが起き上がる。
久々の再会に喜びつつ、状況を聞く。
阻止には動いたものの、結局魔王モロクの復活を阻止することは出来なかった。その影響からか、モンスターの動きも活発化しているという。一方で、レイヤンを放ってもおけないリーンは、独自に彼の行方を探してもいた。
で、結局、気がついたらベッドの上だったと。さらに聞いてみると、レイヤンの残した痕跡らしきものを、フィゲルの近くで見つけたという。アビスレイクからさらに西、山の峠を確か2回越えたところにそれを見つけた、と聞かされた。
ちなみに、部屋の出入りはきっちり監視されている。蝶の羽で戻っても、外にいる人はそうとは分からないので、中にリーンしかいなくても4分間は他の人が入れない。
これは意外と知られていないようで、クエスト消化キャンペーンなどが実施されていて行列ができていると、行列に迷惑をかけてしまう。歴史学者の時も同じようなことがあったが、こちらは本人は損しないので分からないんだよね。
ということでフィゲルへ。
アビス湖の西中央にある山に登り、南東側から西の方へ回り込む途中に、何やら不思議な気配を感じた。誰かが争った跡と血痕、さらには土の塊。
リーン達はここで戦ったのだろうか。不思議な気配は土の塊から感じられる。さらに調べてみると、そこから血染めの結晶体を見つけ出した。
ちなみに、場所が場所なので、ここまで辿り着くのはちょっと大変かもしれない。
プティットやデリータはまだ可愛い方で、やたら俊敏なノーパスやつむじ風、あと微妙に鬱陶しいウィレス。アビス湖は迂回できても、ここはテレポでパスすることは出来ないので、このポイントにそれらがいる場合は多少無理してでも引っ張るか、山の上から調べるしかないだろう。
リーンの元へ戻る。
結晶体からは魔気を感じる、とリーンは言う。魔王モロクから得られる闇の結晶体と同じ気配。これを落としたレイヤンとモロクは、何らかの関連がある、とリーンは確信した。
リーンからレイヤンの追跡報告書を受け取り、キドの元へ戻る。
リーンの負傷に心乱されれていたキドは、報告書をふんだくるように読んだ。仲間として気になる、というキドに、ドロシーはそれ以上のものを感じたり感じなかったり。
さて追跡報告書を受けて、キドが報告書をチェックし直す。
そういえば、とキドに話しかけようとした時、結晶体から妙な光が漏れているのをドロシーは認識した。なぜか結晶体をつかもうとしたその時、視界が暗転。
気がつくと、どこかの山中にいた。
周りの様子ははっきりしないが、どうやらリーンとレイヤンが戦闘中の様子。ドロシーも助けに加わろうとするが、何故か体が動かない。レイヤンの伏兵にやられていくリーンを呆然と見ていたが、ふと体の呪縛が消えた。
と同時に、レイヤンの部下たるダンデリオン隊員がドロシーの方へ向かってくる。一緒にのされてたまるか、と迎撃。
一見人間だが闇種族。しかも途中で何故か不死化する。放置していても勝手に不死にはならないようだが、マップはそこそこ広いので、アコプリでも1体ずつHLを打っていけばそのうち倒れる。範囲攻撃のある職ならなおさら倒すのは楽だろう。アチャ系ならDS連打、商人系はCR。アコマジ系はフェンクリがあれば倒すのは楽になるが、なくても問題なし。ただ、時間をかけすぎるとやり直しになる、のかな。4分でそうなるという情報もあったりするが、幸いそうなった経験はなし。
計5人いる隊員を倒してふと見ると、1人の隊員の死体が目に入った。気持ち悪いが何か資料になるものでも、と所持品を探したりしていると、何かのスクロールが目に入った。大事そうな物だし何かの参考にはなるかも、とドロシーがポケットにしまい込んだ時、どこかからキドの呼ぶ声がした。
気がつくと、駐屯地に戻っていた。
いきなり現れた時空の裂け目に引っ張られていったドロシーにキドもぽかんとしていたが、話を聞いて納得。ドロシーは結晶体の持つ力によって、リーンが大怪我を負ったところに連れて行かれてしまっていたらしい。時空をも越えた訳か。
ドロシーが持ち帰ったスクロールは、キドには手に負えないもののよう。駐留地にいる誰かに聞いてみれば、と言われた。
報告を兼ねて、エキナシアの元へ。
ドロシーの活躍を大いに褒めた後、魔法スクロールを解読するなら、と、彼女は1人の学者を紹介してくれた。通称焼き芋博士。
本部棟を出て少し北東に歩いていると、初老の男が薪を前にぶつぶつ言っていた。はあ、というかけ声と共に魔法を発動させるが、薪からは一瞬大きな煙が上がっただけ。
がっくりと肩を落とす男にドロシーが声を掛ける。君も儂の情熱を笑いに来たのか、とふてくされる彼に、ドロシーは山中で拾ったスクロールを差しだした。
魔法スクロールを見た彼、デバリアは、息を呑む。エキナシアからの紹介、というのを確認したデバリアは、この魔法スクロールがラヘル神域の魔法で封印されている、と告げた。…ええとそれは、ダンデリオンがラヘルの神官達とつながりがあるということ?
魔法スクロールの入手先を聞いてデバリアも驚く。そして内密にするように告げた。確かに、アルナベルツの関係者が王国の諜報機関の人間を殺そうとした、となれば、外交問題にはなるな。
機密保持を約束した後、封印解除に必要な物を要求される。
真っ赤なルーンはラヘル聖域産、闇のルーンはオーディン神殿産、聖水はプリの水汲みで。闇のルーンはともかく、真っ赤なルーンは防具製造材料にもなっているので、露店などではなかなか目にすることが出来ない。
さてそれぞれを30個ずつ持って行くと、デバリアはさくっと解除してくれた。
現れたスクロールの中身を見て、ふむ、とデバリア。どこかへ転送してくれるスクロールらしい。
リーン撃退後に落ち合うようなことをレイヤンが言っていたことを考えると、その集合場所へのスクロールかもしれない。ドロシーはいよいよ相手の拠点へ乗り込むことにした。
後編へ続く。
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