2009年4月12日(日)

ASS最終話の解説も大詰め。

話はある意味意外な方向へ行くのだが、何というか、非常に日本的なお話でもあるかもしれない。外国ならばったばったとなぎ倒すところだろうが、極悪人しか死なない。というか、死亡フラグ立ちまくりでなお生きているのがすごいなあと。
エピローグもそれなりにボリュームがある。というか、過剰なまでのボリュームが詰め込まれているので、それを追ってみるのもいいかもしれない。

初回から比べると雪だるま式にふくらんだASSだが、それでも伏線をきちんと回収して、脱線もしつつ何とか大団円に納められたのは良かったかも。
ただ、その分会話が多くなってしまったこと、またプレーヤーの判断や操作が試されるということがほとんどなかったのは残念かな。数カ所、選択肢で会話が変化するというのはあったけれど、例えば戦闘などでレベル差に応じて実際に戦闘するなどといったことがあっても良かったかもしれない。基本的にクリックとテレポ位なので、もう少し何かあればなあと。

アンケート(*要ログイン)ではまた独自クエストを実装する計画があるようなので、そちらに期待。


ここから追記。

ハンスの転送でアカデミーへ向かう。

ピロティではルーン、ミッド、そしてマブカが倒れていた。マブカ…?と思ったら、これがモトミアーなのだそう。現れたジオーマが2人を攻撃しようとした時に、かばって怪我をしたらしい。3人に応急手当。モトミアーはジオーマにコケにされたのが我慢ならないよう。
騒然 逆ギレ
そしとて彼女曰く、アカデミーは用無しだと言ったそう。何のこと、と言っていたら、アカデミーが大きく揺れる。亜空間にあるはずのアカデミーで地震、と思ったら、どうやらジオーマの手によるものらしい。ジオーマの本来の計画が、いよいよ最終段階を迎えたと。
最終計画発動
しかしアカデミーには生徒もいる。まずはそちらの避難。同時に空間の維持もしなければならない。一方でジオーマにこれを止めさせる必要もある。分担として、避難誘導をミッドに化けたウェルやシェーバ達が、空間維持をドイルとハンスがそれぞれ担当。ジオーマの元にはエレンとキャスリンが向かうことに。
本拠地へ

地下室へ向かう。
しかし地震は続く。ドイル達の抵抗もかなり厳しいようだ、ということで先を急ぐ。
限界近し 先を急げ
三叉に別れた部屋で、エレンは秘密部屋のありかを示した。そのまま直進して壁際まで行く。彫像を動かすと隠し扉が出現した。ドイル達は知らないはずだから、とエレンは目印に頭のリボンを結わえ付ける。…離脱前に話しても良かったような気はするな。
秘密 先へ

奧には見慣れない空間があった。いよいよダンジョンっぽく。
先に進むとミッケンがいた。攻撃してくるミッケンの手を払い、諭す。
中ボス
敵対ではなく悪意からの救出を願っていることを知ったミッケンは、エヴィロから現在のジオーマになってしまった苦悩を語る。そして、2人に願いを託した。
ミッケンの苦悩 ミッケンの願い

さらに先へ。
ジオーマがいた。ドイル達でなかったことに少々驚く。その辺りまで知っていたのか。
ボスとの対決
最終計画も邪魔されたジオーマは、キャスリンに牙をむいた。とっさにピエリスのお守りをかざしたが効かない。あれ?
直撃
ミッケンのことを持ち出してみたが、彼は駒のひとつとしか見ていなかった。ならばとエヴィロのことを口にしてみると反応があった。狼狽するジオーマに、ピエリスのお守りが光を放つ。激しく苦悶するジオーマ。
キーワード 正義の光 取り憑いていたもの
そこへドイル達も追いついた。逃げ出したジオーマを追って、キャスリン達はさらに奥へと向かう。
いよいよ最終決戦

辿り着いた先は巨大な八角形の闘技場。ここは…コモド大空洞のエントランスか。
舞台は大空洞
その中央に、黒い大ミミズがのたくっていた。ミッケン曰く、これが黒い石の正体。邪悪な意志を集めていくうち、自身が意志を持つようになったと。これがジオーマに取り憑いていた、ということらしい。ジオーマの研究も、結局はモンスターが自身を存続成長させるためのものだったわけだ。
自我の発現 寄生
モンスターとの激しい攻防が続く。やはり威力は強大で、4人がかりでやっと何とか太刀打ちできる程度。
激闘 油断
耐えきれなくなったドイルが膝をつく。そこに容赦なく飛んでくるモンスターの攻撃…を、受け止めたものがいた。何とジオーマ。
厳しい戦い 意外な助っ人
態勢を立て直す。ジオーマが防御を、他四人が攻撃を担当。キャスリンがピエリスのお守りでモンスターの攻撃を止めている間にハンスの魔法がヒットする。しかし反撃。またもジオーマに助けられる。動揺するキャスリン、その隙を突いてモンスターが力を振り絞った。全員ダメージを受ける。
自分を責めるキャスリンを、しかしジオーマが慰める。そして再度の攻撃を告げる。ジオーマ曰く、お守りは黒い石に打ち克つために作ったもの。浸食されたジオーマにはもう使えない。
気力を振り絞って 悲しい宿命
気を引き締めて、再度攻撃。今度はジオーマが思いの丈を込めた攻撃。見事撃破に成功した。
ラストバトル 決別 渾身の一撃 ついに撃退
その瞬間、お守りは砕け散る。こちらが攻撃できたのは、お守りがモンスターを封じてくれていたから。その力も限界だったのだろう。改めて感謝。
さよならピエリス

何とか黒い石を倒せたものの、ジオーマの悪行がこれで帳消しになったわけではない。
小悪党の苦悶
自身の罪に恐れおののくジオーマだが、みんながそれを叱咤した。自身の無力さを責めるジオーマだが、ミッケンにとっては命の恩人。方向性が違っただけで、今からいくらでもやり直せるはずだと諭した。本来の願い、人間とモンスターの共存のためにまた立ち上がる決心をしたジオーマ。ドイル達も祝福する。
反省 命の恩人 やりなおし 再起へ
立ち去りかけたジオーマを、エレンが呼び止める。ああそういえばモンスター・イビルドルイドになったままだった。これを治せるのはジオーマだけ。
ちょっとまったー
ということで、ドイルを人間に戻す。ドイルの魔力を使ってモンスターへの変化を維持させていたので、それを断ち切れば効果は切れる。倒れるドイル、しかし魔力のバランスが急に変わっただけなのでそのうち目を覚ますだろう、とジオーマは告げた。
運命からの解放
そしてジオーマとミッケンは、アカデミーを後にしていった。数百年続いた因果も、ようやく終幕。
幕

さて組織本部。
メンバー全員集まって、祝勝会?が開かれていた。口々に健闘をたたえ合う。
いろいろな人がいろいろなことを言っているのだが、何というか、モトミアーがここに来てSっぷり全開になっていた。いや今までのやりとりでも勝ち気というイメージはあったのだが、Sとは思わなかったなあ…。ウェルのやんちゃ振りもここに来てパワーアップ。
回復したミッド 人にやられるのはいい気分じゃないらしい モトミアーの理想 子供かお前は ウェルの悪戯
一方で終わった、と腰を下ろすキャラウェイ、姉に思いを巡らせるシェーバ、ドイルの寝顔を慈しむエレン、それを羨ましそうな目で見るリリアと、それぞれにいろいろな思いが。
幸せ満喫 リリアのコイバナ
そんな中、ドイルが目を覚ます。ローザ達も夢に出てきたらしい。
ローザも祝福
確認してみたが、モンスターになれなくなっていた。その喜びの中、ドイルはエレンにプロポーズ。
運命からの離脱 プロポーズ もちろん答えは
…まあ、お互いこれで同じ時間を過ごせるようになったわけだしね。当面の懸念もなくなったし。
モンスターには無縁の文化 式場コーディネーター
ということで、ここからは一気に結婚おめでとうモードに。そういえば組織はどうなるの、というモトミアーの投げかけに、今後は親睦団体という形で、ということになった。また改めて組織を定義づけることにはなるだろうが、少なくとも解散はもったいない。
存在意義 親睦会へ
これからの生活に思いを巡らせる各員。またそれぞれの生活が始まるわけですな…。
追試その1 追試その2 結婚とは 専業主婦へ 気分は石田吉長

そういえば、幽霊騒ぎの時に図書館で借りた本を持ったままにしていた。これのおかげでエレン達にも逢うことが出来たのだが、さてこの本はどうしよう。
そういえば
借りたままだと卒業証書がもらえなかったりする昨今、やっぱり借りっぱなしはまずいよね。アカデミー関係者に振ったら、ハンスは図書館へ返してくれればいいよ、と笑った。ついでに本をチェック、妙に感心したり。
アカデミーの図書は返却必要
ハンスは図書室へ送ってくれる、というが、送ってもらうともうここには戻れない。というわけで、気の済むまで会話してから戻るといいだろう。
離脱

送ってもらっている間に数日経ったりしていたが。
その間に、ドイルとエレンは結婚。確かにパンナコッテさんは祝勝会の時に「いい式場がある」とは言っていたし善は急げとはいうが、急ぎすぎにも程がある。
最短で翌日?
図書室管理人に本を返しに来たと告げると、一応チェック。貸し出した時に感じた魔力がなくなっていること、そしていつの間にか記述が書き加えられていることを指摘する。その記述とは今回の冒険の記録。管理人は結末の一節を朗読してくれた。
記憶を記録へ この台詞と共に経験値が
本も返したので去ろうとしたら、呼び止められる。何、と思ったら、本の間に羽ペンが挟まっていたそう。キャスリンが手に取ると、羽ペンはリングに形を変える。
もう一つの褒美

図書館を出ようとしたところで人にぶつかる。ふと見ると、エヴィロ…と思ったが、別人だった。しかし似てるなあ。
歴史は巡る
立ち話。スフィンという彼は、孤児院にいたところをジオーマに引き取られたという。村に帰ったジオーマは、病人を治したり灌漑施設を整えるための準備を始めていたりと、早くもアグレッシブに活動中。しかし数日でそこまで…。
子孫? 頑張りすぎ 正直微妙な笑顔
スフィン自身も知識をつけ村のために頑張りたいのだとか。将来は学校を建設するそうで、それを聞いたミッケンがアカデミーを紹介してくれたと。
これにて完
彼らの未来に幸あれ。

さて後日談。

各地にはユーリやリリア達がいるのだが、話してみるとその後というかちょっとしたエピソードが聞ける。
ドイル達にはアルデバランから行ける組織本部で。相変わらず新婚モードのドイル夫婦、やんちゃ坊主達に翻弄されるユーリ、次なる冒険に踏み出そうとするシェーバとペトゥラ、最初に出てきてほぼそれっきりだったミリアムにも台詞が。ポリン先生も相変わらずだが、残念ながらホロン先生達には逢えない。監獄2ではユーリが弱点克服特訓をやらされていたりもしていた。
スカウト 幸せぼけ ただいま寄生中 主婦修行 振り回されるユーリその1 振り回されるユーリその2
さらなる冒険へ1 さらなる冒険へ2 最後で出番 この人達の未来も気になる 最終決戦でも出番がなかった人 特訓中 そもそも効果は
しかしウェルは出てくるけれどモトミアーがいないのよね…。もったいない話。

ともあれ、これでASSはおしまい。今後また彼らと冒険をする機会があるかもしれないが、その時はまた改めて講釈を。
フィナーレ

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