2008年9月11日(木)

運命のカラスクエストの解説。

ROの本筋とは関係ない逸話だが、レッケンベルの生体研究所ネタのような、人外のものにされた苦悩と、あるがままを受け入れざるを得ない現実というのが垣間見える、大人のストーリーになっている。
ついついエンターキーを押し続けてしまうが、研究所から脱出した男女、女性の出奔、ベストセラー作家に秘められた運命なんかを想像すると、思わせる所はあるなあと感じた。

欲を言えば、もう少し長くてもよかったかもしれないが、ROのシステム的なものもあるので、どんなに長くしても訳が分からなくなるだけかもしれない。

とまあ、感想はここまで。解説は追記にて。


ここから追記。

モロク魔王復活で、壊滅的な被害を被ったモロクの街。住人の多くは隣接するピラミッド前難民キャンプへ避難していた。
病人?!
そこをふらついていたキャスリンは、変な人を見かける。
確かにある意味病人
変だ、これは変だ。

いわゆるオタク…というのも変だなあ。読書好きな彼女にアピールするためにプロンテラの図書館の本に自分の名前を書きまくるあたり、異常偏愛者といってよさそうなものだが。
うん(即答) みたのか
まあ、王国三大アイドルという位だから、他にもこんなのが一杯いるんだろうな。冒険者キャスリンとしてはマミーと聞くとミイラ男しか思い浮かばないのだが。

で、そんなベンジャミンから頼まれごと。オリバーヒルベルトの著作「運命のカラス」を図書館から借りてきて欲しいという。
実は結構忙しかった(本当) でも手伝う 密林にでも行けばいい気が
借りてどうする気だろうと思ったが、マミーちゃんにでも見せに行くんだろうか。そんなの恋人同士でも嫌すぎる。でもこういう押しつけの愛情しかできない人もいるよね。

まあそれはともかく、勢い的に引き受けざるを得なくなったキャスリンは、プロンテラへ向かう。

噴水前道具屋から北に行った所に、プロンテラ王立図書館がある。
図書館にて もちろん書名著者名でも可 単語で探してくれる
司書に本のありかを聞いてみると、検索するので著者名・書名・キーワードのどれかを教えてくれと言われた。面倒なのでキーワードで、オリバーと言うと、どの本か分かったよう。ええ、オリバーと言えば一昨昨日引退したオリバー・カーンでしょう普通。オリバーソースでもオリバーゴールドスミスでもいいけど。
あったけれど
しかし肝心の本は在庫僅少、禁帯出。次の版まで待ってくれと言われた。でもどうしてもというなら、ということでジュノーの図書館を紹介された。
飛行船に揺られながら、その辺の本屋で買った方がずっと早かったのではとも思ったのだが、文字通り乗りかかった船なのでやめ。

さてジュノー。
図書館まで来た所で、犬が吠えまくっているのを見かける。吠えている相手に視線を向けると、屋根の上に一羽のカラスが。一緒になって追い払おうとしている図書館関係者によると、もう何時間も屋根の上でカーカー鳴き続けているらしい。ああ、そりゃ追い払いたくもなるな。
困ったカラス
で、館員が投げた石がカラスに命中、カラスはキャスリンらをにらみつけながら旋回。命中した時に取れたのか、羽が何枚か舞い落ちてくる。何気なくそれを手に取ったキャスリン、なぜか悪寒を感じて大きなくしゃみを一発。
羽 カラスの呪いか伝染病か

気を取り直して図書館へ。
廊下にいた図書館員に本のありかを聞いてみる。動きがいいので彼女もその本は覚えていた。右側の部屋のベストセラーコーナーにあるという。
有名らしい
本棚を探してみたら、1冊だけあった。どんな本なんだろうとその場で立ち読みしていたら、不意に意識がとぎれた。
あった 今回自動転送が多かった

再び意識を取り戻した時には、なぜか違う場所にいた。
しかも燃えさかる何かの研究施設。逃げまどっている人に話を聞こうとすると、その人の体がすっとキャスリンをすり抜けていく。ゆ、幽霊?!…いやこの場合どちらが幽霊か分からないな。
火事現場まっただ中 存在のない世界
施設内を奥へと進むと、突き当たり近くにその物体がいた。いや、白衣らしきものを着ているから研究員なのだろう。しかしその体のパーツは多くがおぞましい怪物のそれだった。
それでも人間だったと分かるのは、人間の言葉を話しているようだったから。しかもなにやら置き去りにされたっぽい。
彼らは閉じこめられていたが何とか脱出。女性と思われる方は他の「子」たちのことを気にしていたが、男性に止められる。そんなことをしていれば自分たちも危ないと。
ガスマスクしているようにも見える いろいろな意味で緊迫
そこで意識がとぎれ、また気がついた時には暗闇の中。どうやら荒れ地らしい。そんな中を先ほどの男女が歩いていた。そして逃亡先として、「北の洞窟」を口にする。
逃避行
相変わらず無視され続けるキャスリン、しかし相手には存在が感じられていないようなので仕方ない。それでも何でここにいるんだろう、と思った時、意識が戻った。
そして現実へ

気がつけばさっきの図書館。
夢にしてはリアルすぎる、ということで、こんな事件が起こっていないか調べてみることに。
気になる 過去記事なら向こう
図書館員に聞くと昔の新聞記事は左側の部屋にあるというので、そちらをあたってみた。

新聞をめくる。芸能ネタや文芸、事件事故のニュース。アインベフの炭鉱事故の記事もあった。そして、ついに目的の記事を発見する。
新聞記事 芸能ネタ 事故ネタ
ジュノーの近郊で、生命工学の研究施設が全焼。それも原形をとどめないほどに真っ黒。死傷者はいないが、「神の領域に踏み込もうとした人間への神罰だ」と発言する研究者もいるそう。なんとまあ。
火事のニュース 壊滅 次は洞窟探し

事故現場はジュノー↓←↑、アインブロクフィールド01。いわゆる新カビマップ。ジュノー南はいいとして、その隣はドリラーも沸く。ウンゴリアントもいる。それなりに準備は必要かも。
その北西端に目指す洞窟がある。
まさに突き当たり

洞窟内は、曰くありげな人と、火事の研究所で見たような人外の生物がひっそりと暮らしていた。
洞窟内部 花屋しかない
一応、花売りはいたのだが、回復剤とかは売ってなさげ。ここで狩りする人もいないだろうしなあ。ME狩場らしいのだが、ここで狩るならハンタで時計にでも行く。
で、ここは通称「洞窟の村」。洞窟が所狭しと掘られている。一見通れなさそうな所を歩いて、奥の居住区へたどり着くこともあったり。4箇所ほど、そういう所があるのだが、残念ながら特に何もなかった。
見づらい1 見づらい2

階段を上がっていった先に、男が立ちふさがっていた。しかし手がかりを得るためには引き下がるわけにもいかない。先ほど炎の海の中で男が叫んでいた「エヴァ」という言葉を出すと、男の顔色が変わった。
止まれ 唯一知っている名前 大事な人らしい
通してくれたその先に、果たして問題の男がいた。エヴァはここにはいない、と彼は言った。そして、「運命のカラス」に書かれていた記述が、彼が体験したことと全く同じだとも言った。ジードと自己紹介した彼は、自身のことなどをぽつぽつと話してくれた。
でもあなたには会えた 関連性 同一らしい 質問
ここは洞窟の村。人間社会で生きていけなくなった犯罪者や、彼のような人外の生物が生きていくための場所。
ジードも昔は研究者だった。そして自らある実験の被験者となった。しかし何しろその研究所は普通の研究所ではなかった。生体実験をメインに行う所。失敗は身の破滅を意味する。
禁忌の研究所
エヴァはよき同僚だったが、研究テーマであった人造人間を成功させると人造人間共々消息不明になった。やがて所在が分かり、そこへ調査団が向かったが、そこにあったのはカラスの羽だけだったという。
そして神の領域へ 出奔
そして彼はあるひとつの結論を示唆した。
一区切り

モロクへ戻る。
ベンジャミンに借りてきた「運命のカラス」を渡すと、彼は大いに喜んでくれた。そして愛書の「マミーの写真集」を見せてくれる。…いや正直全然嬉しくないんですけど。可愛くはあるが、ここまで熱を上げる理由が分からない。
常識はあるらしい ごめん前言撤回 せめてイラストにしてくれれば同意のしようもあるんだが
で、パラパラとページをめくっていたら、彼はそのままその本をあげると言い出した。いやいらないが、無下に断るのも悪いと思い受け取ることに。
気前の良さにびっくり 価値観の押しつけは好かれないが
そのついでに、オリバーヒルベルトの別の著作のことも教えてくれた。「運命の絆」というその本も評判がいいらしい。

薦められたというのもあるので、再びジュノーへ行ってその本を借りてみることに。
しかし人気作らしく、図書館員が教えてくれた「最新ベストセラー」にもない。
2度言いました 絆はなかった
というか、図書館員とその作品の話をしていたら、なにやらそのシーンを実体験する羽目になったりしたのだが。
なぜか光る ばーちゃるりありてぃー
で、閲覧室でやっと見つけたのだが、既にだいぶボロボロになっていた。図書館ってもうちょっと本が大事に扱われているイメージがあるんだがなあ。
放置されていた

キャスリンがその本を読んでいると、背後に人の気配。
振り向くと、まだあどけなさの残る青年がいた。彼はキャスリンの読んでいる本を見て感動したそう。何しろ彼はこの本の著者。確かに自分の作品が目の前で鑑賞されていると嬉しいよね。でも自分の著作とはいえ図書館の収蔵物に勝手にサインをするのはどうかと思う。
こんなところで作者が
彼は夢で見た映像を作品にしたのだそう。夢にしては現実的すぎたので、細かい描写も可能になったのだとか。
リアルすぎる夢は回想かも
そんな話をしていると、ふとキャスリンの荷物に気がついた。そこから覗いていた写真集が、彼の琴線に触れたらしい。というかこの人もマミーオタクですか…。そして譲ってくれとまで言われた。まあキャスリンはさっぱり興味がないので惜しくもない。しかしオリバーヒルベルトはそれじゃ悪いからと紫箱をくれた。
こんなところにも さすがに常識はあった
ふと執筆作業を思い出した彼、また机に戻りかける。そこではらりと落ちたメモ用紙にキャスリンは気がついた。拾い上げて走り書きを見る。と、また暗転。
メモが またも自動転送

今度は先ほど仮想体験した建物と同じ所。でも今度は火事にはなっていない。謎の男がいるのも同じ。
その男性はそこにいた女性を詰問していた。「あってはならないもの」を作り上げようとしている彼女を、彼が詰問しているよう。そして剣を抜いた彼をあざ笑うかのように、彼女は一羽のカラスとなって飛び去ってしまった。
禁断の技術 運命の環

現実に引き戻されたキャスリンは、メモをオリバーヒルベルトに返そうとする。偶然にも、彼の手がキャスリンの荷物に触れた。そして荷物から落ちたカラスの羽が、ガラスのように割れた。呆然とする2人。青年は逃げるように去ってしまった。メモも受け取らずに。
返そうとして 運命の環が破綻 運命の強迫を感じた人気作家
ふと、キャスリンは考える。カラスの羽のことを。あの屋敷で女性は「人は運命から逃れられない」と言った。そう、人気作家・オリバーヒルベルトも…。

モロクに戻る。
オリバーヒルベルト直筆のメモと「運命の絆」を、ベンジャミンにあげた。彼はたいそう喜んでくれ、BaseとJobを900kずつくれた。これでマミーちゃんにアピールできると意気込むベンジャミンに、キャスリンも呆れるほかなかった。
マニア垂涎 ほしがりさん こんな終わり方

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