せっかくやっているので、ババヤガクエストの解説を。
割には合わないが、モスコビアを作ったロシアの人たちの感覚が織り込まれていて、話自体は悪くない。それでも1回やれば十分かも。
ここから追記。
未開の島の深い森。その北西に、一軒の家がある。
こんな所に家が、とのぞいてみたヒイロは、そこにいたババヤガに追い返されてしまった。
数日後、ババヤガを目一杯狩ったヒイロは、改めてその家を訪れる。
ヒイロが40個以上もの「ババヤガの杵」を持っているのを見たババヤガは、自分を討伐しに来たのだと勘違い。何とか見逃してもらおうとごまをする。
素っ気なく全部却下していたヒイロだが、ババヤガの言った「冬の来ない魔法」にちょっと興味を持った。
でもやっぱり、ババヤガをどうこうしたいわけではない。それを知ったババヤガはあきれたが、自分が言い出したことでもあるので、その魔術をくれてやることにした。
ということで材料。
影響の大きい魔法なので、材料もそれなりに必要になる。但し、べと液だけは、ババヤガが重い手つきで言っただけなので、深く突っ込むとあっさり却下する。
ほとんどの材料は割と簡単に集まると思うのだが、きれいな小石だけは苦労するかも。というかしている。
しかし鍵となるアイテムが一つ足りないという。
それは「魔法のひさご」。奥深い森の「龍の巣」にいるゴピニクが持っているらしいのだが、くれと言って分けてくれるような龍でもない。困ったねえ、と言うだけのババヤガを背に、ヒイロは龍の巣に向かう。
龍の巣は奥深い森の北東。近辺とは細い路地から出入りできる。ゴピニクは大抵ここにいるが、たまに散歩に出かけていたりもする。また、ゴピニクがいるおかげで、ここは比較的MHになりやすい。沸きが甘いなと思ったらここに行ってみるのもいいかも。
ヒイロが行った時は、たまたまゴピニクもおらずMHにもなっていなかった。龍の巣のさらに北東隅に、骨が大量に積まれているところがある。そこに何かありそうな雰囲気を感じ取ったヒイロは、せっせと探してみた。そして魔法のひさごを発見。
ヒイロが持ち帰ってきたひさごを見て、ババヤガも目を丸くする。
ひさごには「人々の心の声」を吹き込まなければならない。今回であれば、冬はこないで欲しい、という声。しかし条件があって、「言わせては駄目」。あくまで自発的にそう言ってもらうことが必要。そして子供、青年、壮年の3世代に言わせること。
ということで、モスコビアの街で街頭インタビュー。
旅館のそばにいる青年、野外ステージ近くにいる子供達、王宮前の建物前にいるおじさん。ネタ振りをして、素直に冬が嫌と言ってくれる人もいれば、何度も話さないと言ってくれない人もいる。
3人分集めたところでまた深い森へ。しかし、ババヤガの家に入ろうとしたところで、待ちかまえていた王宮衛兵に身柄を拘束された。
王の前へ連れて行かれる。
ババヤガと結託しているのではと疑う王に、ヒイロは事情を説明した。しばらく考え込む。
しかし、結託しているという疑いは晴れない。杵を40個持ってくれば、認めてやろうと言われる。まあ、ババヤガとの契約を始める時に既に持っているはずなので、これはさらっと通過するはず。
言われたとおり杵を持ってきたヒイロに、王はやっと疑念を解いた。
長い冬に悩む王としても、ババヤガの常夏魔法は歓迎したいところ。しかしババヤガにもらったなどと言えば、王の権威も失墜する。そこで、ババヤガからではなく、冒険者が自身の冒険によって魔法を手に入れたとして欲しい、と王は言った。
まあ、気持ちは分からなくもない。
解放されてババヤガの家へ向かう。
軟禁状態にあったババヤガも、衛兵が居なくなってほっとしていた。ひさごの声を確認すると、いよいよ魔術を作り出すことに。
但し王との話もあるので、作り方を教えてもらうことになる。ババヤガの傍らにある本を見ながら、右手にある大きな鍋で作業する。
本は訳されてはあるものの、ひねった書き方をしてあるので、メモを取って翻訳してからでないと、うまく作れない。まあ、失敗したら失敗したらで。
一応作り方。
1.材料を入れる。全部入れた後変化を確認。
夜空を音を頼りに飛ぶ者の赤き友の羽:赤いコウモリの翼
日光を嫌う植物の体を構成する組織:菌糸
常に跳ね続けている者の足:バッタの足
2.水を入れる。
3.20回混ぜる。変化を確認。
4.材料を入れる。全部入れた後変化を確認。
魔女が持つ砂:魔女の星の砂
綺麗な砂を固めた物:きれいな小石
5.15回混ぜる。変化を確認。
6.材料を入れる。変化を確認。
太陽に似た石:レッドブラッド
起爆剤となる物:雷管
石でありながら熱を持ち鼓動している物:燃えている心臓
7.材料を入れる。
永遠の象徴:ダイヤモンド
できたあと、ババヤガに見せる。ババヤガも太鼓判を押してくれた。「ババヤガの秘薬」を確保。
あとはこれを散布するだけ。さて街の中心はどこだろう、と思っていたら、カプラのすぐそばだった。秘薬を地面にたたきつける。ふわっと暖かい風が舞った、気がした。
王の元へ報告に行く。
王の所にも既に報告が来ていた。冬がもう来ないことをたいそう喜び、青箱を賜った。
…こんな大規模なことをやってこれっぽっち、という気がしなくもない。せめて紫箱なら、あるいは経験値、あるいは何かくれるようになるとかなら、苦労して材料を集め回った甲斐もあるのだが。
まあそれでも、モスコビアの人にとって辛く長い冬がもう来なくなるのなら、それはそれでいいのかなと思ったりもした。
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