2020年2月11日(火)

半月ほど遅くなりましたが、1/23に出た韓国開発者通信記事の紹介です。
今回はあくまで方向性ということで、そこまで具体的な話はないような印象もあります。

具体的な項目に入る前に、今回序文が割と長かったので、かいつまんで紹介。

ラグナロクオンラインは、サービスが行われていた17年の間に冒険家の皆さんの継続的な声援と愛に支えられアップデートを進めてきました。
長い間変わらず愛してくださったこと、心から感謝申し上げます。
しかし、このように古いゲームであるだけに、古いシステムにより、意図しない各種バグや問題などが発生しており、このような問題点に多くの冒険家の方々の叱責があったことは十分に認識しています。
これに対し重力星人チームは2020年を内部、外部の全改善を目標に、冒険者の皆さんが満足できるサービスを提供するために努力しようとしています。

ということで、2020年は全般的な見直しが主眼となります。
個人的には、すでに十分見直してきているような気もするんですが。年末には植物栽培騒動なんかもありましたし、そういうのをきっちりつぶしていくのが主眼なのかなという気もします。


ここから追記。

それでは順番に。

1.新規/復帰冒険の参入障壁の緩和
 - 新規の冒険者や、久しぶりに復帰した冒険家の方々がゲームを進行するのにも容易になるよう、2020年からゲーム参入障壁の緩和に目標を置いて以下の内容の開発を進める予定です。
 1)チュートリアルの改善
 2)初期のガイドラインの改善
 3)新規冒険者に提供される装備や消耗品の改善

クリトゥラ学院の刷新…になるんでしょうか。今でも、少なくとも日本よりは親切だと思うんですが、まだ変わるのかなという印象。
装備や消耗品は、下手にいいものを支給するとそれで荒稼ぎされますので、難しいですね。独自の育成方針がありますので、日本に来る可能性はほぼありません。

2.快適性改善
 1)利用ブラウザの改善
  →セキュリティポリシーなど、さまざまな理由により、現在IEブラウザのみゲーム利用可能な状態について、様々なブラウザを介してゲームにアクセスできるように議論中です。
 2)画面解像度のサポートを多様化
 3)インゲームフォントサイズを変更する機能
 4)各種ユーザインターフェースの改善
 5)ゲーム内の転生およびリセット進行時の重量ペナルティ緩和

MicrosoftからはIEの使用が非推奨となっています。日本でもそうですが、ActiveXを介しての起動は確かに旧時代的ではあります。
でもログインインターフェイスは変わったはずなんですけれどねえ。
あとフォント変更機能は便利そうです。今どきの3Dゲームだと実装されているものも多いかと。

3.新規コンテンツの開発
 - チュートリアルと序盤ガイドの改善そして快適性改善だけでなく、今もラグナロクオンラインをお気に入りいただく冒険皆さんのための新規のコンテンツとのバランス調整も行う予定です。
 1)エピソード18.1の更新
  →イルシオンの行方を追跡していた中、アルナペルツから飛んでくる信号を起点に、エピソードの背景はシュバルツバルドからアルナペルツに移っていきます。
   穏健派の主導の下、安定していたアルナペルツ内部はやがて先住民と入植者との間で対立の声が大きくなっていました。
   フレイヤの光の下濃い影のように覆われた先住民の事情とその隠された話をお待ちください。
 2)全ての職業バランス調整
  →過去の職業改善プロジェクトは、職業別スキル使用の利便性向上が目的でしたが、2020年からは、個々の職業群ではなく、全体の職業のバランス調整に焦点を置いて進行する予定です。
   バランス調整パッチは一過性ではなく、継続的なパッチを介して行われるものであり、各職業の立ち位置や戦法などの基準に基づいて、最適なバランスのラインに合わせて進行される予定です。
 3)攻城改編
  →全ての職業のバランス調整と一緒に攻城改編が同時に行われる予定です。
   シーズモードルールの変化と新規ルール、ゼニーに偏った補償の改編など、さまざまな方面で検討進行中であり、今後開発者ノートを使用してご案内させていただきます。

そういえば2012年ぐらいに、アルナベルツ転覆などを構想していると言ってた気がします。
職業改善は日本のスキル調整の時期とも絡んでくるので、方向性は見えてほしいところ。
また攻城戦も、日本は専用サーバへ移行となりましたが、韓国その他でどうなるかは気になります。

4)アイテムオプションの調整とファーミングシステムの改善
 →昨今カチュアの秘密箱の部品に含まれている装備アイテムの割合が非常に大きく作用して、コンテンツを進行するに当たって依存度が非常に大きく作用し、これにより、ゲーム内の狩りに起因するアイテムファーミングの楽しさが落ちた状態です。
  これに対して上で述べた全ての職業のバランス調整に合わせてアイテム(各種カードや装備アイテム)について、調整が行われる予定です。
  また、エンチャントに対してエンチャント確率のみに頼る方式から、財をもう少し多く支払って確定的にエンチャントを付与できるようにする定価制について綿密に検討する予定です。
  さらに、現在のフィールドボス/一般ダンジョンとメモリアルダンジョンで、より多様で高性能のアイテムをドロップで獲得することができるように、ファーミングルートの改善のためのシステムの開発が進められています。
  このシステムは、同じモンスターでも登場するフィールド/ダンジョンに応じて他のアイテムを追加でドロップできるようにするシステムであり、これにより、さまざまなフィールド/ダンジョンで新しいアイテムをファーミングできるようになります。
  (ただし、当該システムで設定される新規ドロップアイテムは、"スティール"スキルを使用して取得できないように開発されるシステムです。)
5)新規メモリアルダンジョンの更新
 →上記の説明いただいたアイテムファーシステムの改善と一緒に新規メモリアルダンジョンを更新して、より多様なコンテンツでアイテムを獲得できるようになる予定です。

日本でもラグ缶装備がバランスを壊しているなんて言われていますが、同様のことが韓国でもカチュア装備という形で起こっています。
マップごとで追加のアイテムを獲得できるようになるなら、そのアイテムの価値によってはフィールドがにぎわうかもしれません。国外はレベル偏差もありますので、適切なレベルでなくても獲得できるならありがたいでしょう。
アイテムを獲得する場としてメモリアルダンジョンが機能するのも一つの方策。でも日本に来るときはウェルスの中央実験室みたいになるか経験値どーんなダンジョンになる予感。

4.ブースタープロモーションのご案内
 - 現在、多くの冒険家の方々が待たれる"ブースタープロモーション"(旧初心者プロモーション)について、現在冒険者が送ってくださったご意見に対して検討の上追加の開発が進行中であり、一部の内容についてお伝えいたします。

この辺りは日本とだいぶ事情が違います。
韓国の場合、レベル上げもコンテンツとして成り立っていますので、それをアシストしてくれる機能はやはり待望されています。
かといって日本のマスタープログラムなりサポートプログラムとはまた方向性が違います。なんといいますか…ポリン団とマスタースヌスが高レベル帯まで続いている感じでしょうか。
どちらがいいとは何とも言えませんし、当然日本に来る保証はこれまでのものに比べるとうんと低いです。いや、ないと言ってもいいでしょう。というわけで割愛します。

コンテンツとしてはEP18.1とアイテム獲得用のメモリアルダンジョンがあるとしても、メインはシステム面の改善とスキルバランスの調整になりそうです。
まあ、多くの国でマップの更新はそこまで進んでいませんので、1年ぐらい休んでも、というところなのかもしれません。

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